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2024-02-06 渡邉邸の錦鯉

●LEAF 0469 渡邉邸の錦鯉

カンブリアンゲーム(ニューイヤーカンブリアン2024)

山形県と新潟県は、古代の出羽国(でわのくに)と越国(こしのくに)。2つを合わせて呼ぶときは「羽越」と呼ばれる。隣り合わせの2つの県は古くから交流がある。

関川村
(せきかわむら)は、新潟県の北部に位置し、岩船郡に属する
村の中心となる下関(しもせき)は旧米沢街道における要所として発展し、豪農・豪商の邸宅や庭園が残る宿場町のまち並みは2007年に「美しい日本の歴史的風土100選」に選定された。その周りにはえちごせきかわ温泉郷が並び、荒川沿いの渓谷は隣接する山形県小国町赤芝峡とあわせて紅葉の名所となっている。

渡邉邸は、米沢街道にあある豪商・豪農・大庄屋の屋敷。昭和29年(1954年)には国の重要文化財に指定されました。広さ3,000坪の敷地に石置木羽葺屋根の母屋、6つの土蔵、国指定名勝の庭園があります。


実は、山形県にも関川村(現在は鶴岡市 関川)があります。新潟県の県境に近く、国道345号線沿いにある集落です。

関川村は、鼠ヶ関から南東に約12km入った山間の地で、鶴岡城下に抜ける羽州街道の脇街道にあたる。鼠ヵ関川源流が村の中央を流れ、現在は40戸ほどの集落で、古くからの、しなの木の皮を原料とする「しな織」を伝えている。

麻や藤、葛、芭蕉などの木・植物繊維から作られる織物は、「古代布」 と呼ばれ、木綿普及以前の生活用品として日常的に使われてきました。 シナノキやオオバボダイジュの樹皮繊維から作られる「しな布」もそ うした布の一つであり、2005年に「羽越しな布」として伝統的工芸 品に指定されました。しなの繊維の利用は古く、縄文時代から使われ ていたと言われています。材料の採取から機織りまで、約1年をかけ てつくられる布は、水に強く頑丈です。そのため、古くは農作業着や 米袋、漁網、漉し布などとして活躍していました。現在では、温かく 素朴な佇まいをもつ布として、帽子やバッグ、着物帯などとして愛好 されており、山形県鶴岡市関川、新潟県村上市雷、山熊田の3集落で 主に生産されています。


羽越新幹線は夢のまた夢。


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