見出し画像

2024-03-27 天空の鯉のぼり

●LEAF 0964 天空の鯉のぼり

カンブリアンゲーム(ニューイヤーカンブリアン2024)

山形県鶴岡市の国道7号線沿いに、油戸(あぶらと)という地域があります。端午の節句の時期になると、油戸海岸には鯉のぼりがはためきます。
油戸は、旧加茂町の南端、今泉から由良を結ぶ海岸の中間点。小漁港で、炭鉱があった。由良は油良と書かれた。戸はところほどの意味。油良へゆく途中のところの、油良戸(ゆらど)があぶらどと読まれるようになり、良がおちて油戸となった。油戸は、西は湾をなし日本海に面し、東・南・北の三方は山地に囲まれている。江戸期すでに石炭の存在が知られており、集落を貫流する沢川を油川ともいうことから、地名は石炭に連なる油状物質の存在によるとされる。

油戸炭鉱は、かつて山形県鶴岡市にあった炭鉱三菱鉱業が経営していた。羽前大山駅から竹の浦まで石炭を運搬する為の鉄道が引かれ、B6形蒸気機関車2両が使用されていた。

油戸隧道は、油戸から竹の浦まで炭鉱の私道として開削され、閉山後は一般道に提供された神子沢隧道が残っている。

尾浦は大山の古名。竹ノ浦は南の西目の小字で、ともに田川の平野を盆の縁のように日本海から遮る山地の裾に接しています。浦は海辺、水際のことですが、海はありません。

http://rosanturuoka.starfree.jp/img/file1.pdf


油戸から山を越えた平野側には「火打崎温泉」というのがあったのですが、2021年に閉業したようです。

海がないのに「火打崎」という名前も不思議です。「火打崎温泉」には何度か行ったことがあるのですが、この温泉は泉質が独特(含鉄泉)でちょっと変わった香りがします。

----- 温泉データ -----
泉質:単純鉄冷泉(pH=3.2)
旧泉質:酸性明ばん緑ばん泉
色匂い:無色透明、鉄味、酸味

場所は鶴岡市菱津(旧菱津村)。大山村の南西、虚空蔵山・杉沢山の東麓大戸川の西岸にあり、南は草井谷(くさいだに)村。今は草井という字になっていますが、何か由来がありそうです。

墳丘はすでに失われているようですが、菱津には古墳もあったようです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?