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2024-01-08 運命の天秤

●LEAF 0110 運命の天秤

カンブリアンゲーム(ニューイヤーカンブリアン2024)

人の運命を決めるのは昔も今も女性。

この先どうなるかを決めるのは運命の女神「フォルトゥーナ」。フォルトゥーナは英語の「Fortune」の語源だ。

有名なオルフのカルミナ・ブラーナは、「O Fortuna(おお、運命の女神よ)」で始まる。

ネウマ譜が残っている歌については別の写本などからネウマを復元する試みがなされており、レネー・クレメンチッチ フィリップ・ピケット がアルバムを発表している。


古代エジプトでは、死後に天国で「アアル」に行けるかどうかは審判を受けないといけない。まさに、運命の天秤だ。羽と心臓を重さで比べる。なんてことだ。心臓は軽い方がいい。
死死者の審判においてマアトの「真実の羽根」を天秤の一方の皿、他方の皿に死者の心臓を置いて天秤に掛け、心臓が軽く釣り合いがとれれば長く危険な旅を経て永遠の楽園であるアアルに至ることが出来る。古代エジプト人は、人の知性は心臓に宿り、生前の悪事は心臓に染み出て残ると考えた。悪事を犯して心臓が重く羽根と釣り合いがとれない場合、心臓はアメミットに貪り喰らわれる「第二の死」の裁きを受け、霊はアアルに至る事は出来ない。

マアトは古代エジプト神話の女神。「法」「真理」「正義」を司るとされる。ギリシア神話のテミスやローマ神話のユースティティアに相当すると見做された。

古代ギリシアでも「運命の計量」あるいは「魂の計量」というモチーフがしばしば用いられた。

「運命の秤」についての一考察


日本には、この先の願い事がかなうかどうかがわかる「おもかる石」というのがある。あちこちの神社にあるそうですが、山形だと旧県庁(文翔館)の隣にある湯殿山神社にあるしいです。


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