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2024-01-18 ホワイト・ドラゴン

●LEAF 0251 ホワイト・ドラゴン

カンブリアンゲーム(ニューイヤーカンブリアン2024)

世界には部族間の抗争が未だに絶えない国がある。まるで日本の「空白の4世紀」のようだ。

3世紀後半~5世紀初頭、この「空白の4世紀」に日本という国家が成立した。日本では、部族間の合議や婚姻関係を通じて、大きな戦いもなく大和政権に統一されていったという。

日本という国の成立プロセスを神話化した日本書紀古事記には、ヤマタノオロチ(八岐大蛇)というは伝説の生物が登場する。

ヤマタノオロチの正体は、製鉄の地・奥出雲の鉄資源を一手に握っていた豪族を投影したものだといわれている。八つの頭は八つの部族の長の象徴なのでしょうか?

素盞嗚尊八岐大蛇を斬ったときの剣である布都御魂剣(ふつみたまのつるぎ)は、かって吉備(岡山県)の石上布都魂神社にあったが、この剣は仁徳天皇の時代に大和国の石上神宮へ移されたという。

奈良県天理市にあある石上神宮は古代軍事氏族である物部氏が祭祀し、ヤマト政権の武器庫としての役割も果たしてきた。


龍(竜)は、ヨーロッパでも部族や王権の象徴。白いドラゴンアーサー王伝説等に登場します。

ヴォーティガンが水を抜かれた池のほとりに座していると、赤き竜と白き竜が出現し、2匹は互いの姿を認めると戦いを始めた。一時は劣勢と見えた赤い竜は、勢いを盛り返してなんとか白い竜を退かせた。驚いているヴォーティガンにマーリンはこう予言した。「赤い竜はブリトン人、白い竜はサクソン人。この争いはコーンウォールの猪が現れて白い竜を踏みつぶすまで終わらない」。やがてこの予言は、コーンウォールの猪ことアーサー王がサクソン人を破るという形で成就する。白竜は戦いに破れ、赤竜が勝利することとなる。


龍といえば今にも襲われそうなダイナミックな絵が多いですが、AIの技を使って「樹」の枝で休戦させてみました。

そして「樹」といえば、なんといっても武満徹ですね。



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