2024-02-24 どんがら汁
●LEAF 0643 どんがら汁
カンブリアンゲーム(ニューイヤーカンブリアン2024)
山形県の海側の庄内地方は「食の都」「食の理想郷」と呼ばれている。
特に鶴岡はユネスコ食文化創造都市になっています。ユネスコ創造都市ネットワークは、加盟する都市が国際ネットワークの中で連携して、創造的な地域産業を振興し、文化の多様性保護と世界の持続的発展に貢献することを目的に、ユネスコが2004年に創設しました。 創造都市ネットワークへの加盟をめざす都市は、ユネスコが対象とする7つの創造的な産業(食文化、文学、映画、音楽、クラフト&フォークアート、デザイン、メディア・アート)から、都市の特色ある1部門を選んで申請します。鶴岡市は、食文化部門の都市として加盟をめざし、加盟都市相互の発展に貢献するための積極的な活動とともに、食文化を世界にアピールし、地域が守り育ててきた食の多彩な文化の継承発展や、生産から加工、流通、観光、飲食、食器等、裾野の広い食関係産業の活性化に取り組んでまいりましたが、2014(平成26)年12月1日にネットワークへの加盟が認定され、食文化分野では日本初のユネスコ創造都市になりました。
鶴岡の冬の郷土料理と言えば、なんと言っても寒鱈汁(どんがら汁)ですね。極寒の日本海に産卵のため回遊してきた、脂のたっぷりのった鱈。これをぶつ切りにしてまるごと鍋にして味わう『寒鱈汁』は、鶴岡を代表する冬の味覚です。別名『どんがら汁』とも呼ばれ、その名前の由来は胴とガラを全部入れるからだとか。
調理方法は、どの家でもほぼ同じなのですが、味はそれぞれ微妙に違う。まさに家庭の味です。
寒鱈を一匹買うと色々な寒鱈料理を作れます。昔はオスとメスを一匹ずつ買って、お客さんをたくさん呼んで飲み会をやりました。今では高くて買えない。
私が大好きなのは、鱈子の醤油漬けです。これはお酒も御飯も進みます。
冬になると湯田川温泉やあつみ温泉でも「寒鱈の膳」が始まります。
鶴岡の商店街で開催される「日本海寒鱈まつり」も恒例行事です。
鶴岡市の友好都市、東京都江戸川区でも毎年「鶴岡寒鱈まつり」が開催されています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?