2024-01-20 延宝のシマウマ
●LEAF 0279 延宝のシマウマ
カンブリアンゲーム(ニューイヤーカンブリアン2024)
日本とエチオピアの関係が興味深い。
江戸時代の1675年(延宝3年)にアルメニア人商人、ホジャ・ムラードが「エチオピア諸王の大使」としてバタビア(現在のインドネシア)から天皇にシマウマを二頭贈り、日本からは銀と衣類が返礼に贈られた。
明治維新後、福沢諭吉は1869年に刊行された『世界国尽』にて「あびしにあ」に「阿彌志仁屋」なる漢字を当てて紹介している。
エチオピア帝国と日本の皇室は世界最古級の皇室であり、縁談もあったことから君主間の連帯感もあったとされる。
現在のエチオピアの総人口の約44%がエチオピア独自のキリスト教「エチオピア正教」信者だという。
ラリベラの岩窟教会群は世界遺産になっている。
エチオピア正教の聖歌も興味深い。この音楽はやはりアフリカですね。
エチオピアといえば珈琲の一大産地。エチオピアはアラビカ種の原産地だ。
エチオピアの「山羊飼いカルディの伝説」が、コーヒーの起源を伝えている。
コーヒーの起源については諸説があります。
エチオピアの珈琲はモカ+産地名の名前が付けられているのですが、ほとんどは高地のオロミア州で生産される。
「モカ」はアラビア半島の南西、紅海に面したイエメンという国にある港の名前です。かつてはコーヒーの積出港として栄えました。
コーヒーといえば懐かしいのが「コーヒールンバ」かな。
コーヒーの当て字「珈琲」の考案者は、幕末の蘭学者である宇田川榕菴らしい。コーヒーの木に赤い実がつく様子が女性が使う簪(かんざし)に似ていたことから「珈琲」の漢字を当てたとされています。