2024-03-03 鶴岡の伝統こけし
●LEAF 0724 鶴岡の伝統こけし
カンブリアンゲーム(ニューイヤーカンブリアン2024)
今日3月3日は、桃の節句「雛祭り」ですね。こけしは、かなり初期の段階から雛祭りの折に雛壇に飾るような使われ方をしたとみられ、立てて安定するように胴は太く作られていた。
こけし(小芥子)は、江戸時代後期(文化・文政期)頃から、東北地方の温泉地において湯治客に土産物として売られるようになった轆轤挽きの木製の人形玩具。日本の伝統工芸品の一つである。一般的には、球形の頭部と円柱の胴だけのシンプルな形態をしている。本来は湯治の土産物であり、子供の手に渡って玩具の人形・愛玩具とされた。二つ折りの座布団にこけしを挟み、それを背負いながらままごと遊びをする女児をよく見かけたという記録もある。
こけし本来の発生時の様式に従って作られる伝統こけしは、産地・形式・伝承経緯などにより約10種類の系統に分類される。
こけしが生まれるには、主に次の3つの条件が必要だったと言われている。1つ目は、湯治習俗が一般農民に或る種の再生儀礼として定着したこと。2つ目は、赤物が伝えられたこと。3つ目は、木地師が山から降りて温泉地に定住し、湯治客の需要に直接触れるようになったこと。
現在は鶴岡市になっている温海温泉は、確かに「伝統こけし」が生まれる条件が揃っている。
2023年、「つるおか 伝統こけしの今昔」という企画展が「鶴岡アートフォーラム」で開催された。
鶴岡アートフォーラムで3回にわたり開催したた「K×I×Y 三人展」の三人の一人、石黒清一くんは「伝統こけし」のコレクターで、「鶴岡伝統こけしの今昔」で展示される「こけし」のほとんどは彼のコレクションだったらしいです。