【インタビュー】ビリー・シーン 2008

“好きな映画についてトップ・ミュージシャンに語っていただく”という前提で行われたインタビューでしたが、『バトルフィールド・アース』の話題が出たとき、“そういう”インタビューなのかと気づいたビリーの表情が思い出に残っています。こちらの不躾な質問を真っ正面から受け止めてくれたビリーのビッグなハートに感謝。この数ヶ月後にもインタビューして、「シグネチャー・モデルのベースが...」とか訊きました。何度もインタビューしてきたけど、毎回話も面白くて本当にいい人です。初出は映画秘宝誌。


彼を"世界一のロック・ベーシスト"と呼ぶことに、異論を挟む者がいるだろうか。ビリー・シーンがニュー・アルバム『ホーリー・カウ!』を引っ提げて本誌初登場。その映画マニアっぷりと、その信条について語ってくれた。

●『ホーリー・カウ!』には「スィーム・フロム・アン・イマジナリィ・サイエンス・フィクション」(="架空のSF映画のテーマ")という曲が収録されていますが、どんな映画をイメージしていたのですか?

宇宙人が侵略してきて、地球人が応戦して、ピンチに陥るけど最後に勝つ...そういう映画さ。SF映画は1950年代、子供の頃から見てきたよ。『地球の静止する日』『禁断の惑星』『遊星よりの物体X』...初めて『エイリアン』を見たときは、あっ!これって『恐怖の火星探検』じゃないか!って思った。

●もし、好きなSF映画の音楽を書けるとしたら、どの映画にしますか?

『死なない頭脳』かな。交通事故に遭った女性の頭部が生きていて、科学者が新しい肉体を探す話だよ。

●『バトルフィールド・アース』は?

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