【競馬のデッサン】さよならの代わりに花束をマイルチャンピオンシップ2021

競馬予想で一番大切な物は何ですか?

そう聞かれて皆はどう答えるだろうか。

血統、パドック、調教…沢山のファクターがあるが多分それは本質では無いのではないかと、最近は思っている。予想ファクターに関してはそれぞれの分野で日々研鑽を積んでいる素晴らしい方々が有名無名に関わらず沢山いらっしゃって極論を言えばそれを参考にすれば良いと思っている。ズルいとか実力が無いとか言われるかも知れないが、生きていれば皆誰かの力を借りたりして助けられて生きているんじゃ無いだろうか。自分独りの力で生きているとオモウ方が逆に傲慢な気がする。

その上でぼくにとって競馬予想で一番大切なものは…

【自分との戦い】

なんじゃそりゃ?と鼻で笑われるかもしれないのだが、予想において一番高い壁は欲なのだ。

欲にも金銭欲等と等々あるが、最も厄介な病は《自己承認欲求》という病名である。

凄いと言われたい、だから当てたい。

結果買い目が増えたり抑えを買いまくってトリガミになったり。

競馬歴が長くなったり、予想に自信がある人ほど知らない内に発病するかなりたちの悪い病。

これに打ち勝つには特効薬など無くてではどうすれば良いのかと言うと、ただ愚直にひた向きに真っ直ぐに分析、予想を重ねるしか無いと思う。

今日はこの1レースしか買わない。これに全てを注ぎたいと思う。

◎⑫グランアレグリア

◯⑪カテドラル

▲⑨グレナディアガーズ

△③シュネルマイスター

×⑦インディーチャンプ

☆④サリオス

穴⑧ダーリントンホール①ホウオウアマゾン

グランアレグリアの不安材料から危険視する向きは多いが、正直全頭不安材がある。なら後は素直に強いと思う馬を買おうと思う。但し人気通りには決まらないと思う。最も競馬が難しいのはシュネルマイスターというより横山武史だ。性格上強気な競馬をするとしても外にいる名手達がそれを許さない。今日は内が一頭分伸びるがそれは新馬戦や内回り2000であり、外回りマイルのG1になればハイペースにはならなくてもミドルでしまった流れになりやはり差しに有利だと思う。その上で次期マイル戦線を担う可能性のあるカテドラルとグレナディアガーズに賭けてみようと思う。シュネルマイスターも来年には更に強くなり参る王たる資格は充分なのだが、ここは試練の一戦になるとして抑えまで。

最後に

グランアレグリアは名牝、いや名馬である。

その引退を惜しむ声は沢山有るのだけれど、彼女には次の仕事が待っている。

その血を繋ぎ子供達がまた、ターフで躍動する姿を見せてくれるように。

だから僕は彼女に贈りたい。

さよならの代わりに花束を。

名女優の最後の舞台に万雷の拍手と喝采を。





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