手弁当

手弁当

いい言葉である。

日本はボランティア後進国?

地域コミュニティでの奉仕活動
助け合いを含む互助

昔からあったものである。

まさに手弁当である。

旅費、食事まで自腹で
もちろんその奉仕活動には報酬がない

あるといえば
お茶やお茶菓子くらいだろうか…


ただ
これができたのは
農村や漁村というコミュニティ
都市部でも、労働と家事の分担がはっきりしてた
からだろう。

今は
働き方が違う。

農村も
多くは兼業であり
仮に専業であっても
会社員的な働き方も多い。
酪農は除く。

家庭は共働きでないと
家計が成り立たないのが現状だ。

夜勤の人もいれば
昼夜勤務交互の人もいる。
残業が毎日たくさんある人もいる。
休みが平日のみの人もいる。


なぜ
こんなことを書いたか?

私の趣味は
田舎の寺社をめぐること。

大きいところではない。

田舎の寺社
これがけっこう荒廃が進んでいるのだ。

田舎の多くの寺社には
神主や住職が常駐しておらず
兼務してるとこが多い。

昔の農村は
閑農期を利用して
またはルーティンの仕事として
檀家や信者が
掃き清めたり
お祭りの準備をしたり
修繕したりした。

しかし
今は
住民に余裕がない。

住民も
お金や時間を
自分や家族に優先する。


かく言う私も余裕がない。

今後
人口減少や
さらなる
サラリーマン
サラリーウーマン
化が進む。

集落が消滅したり
集落を象徴する
鎮守社も消えていくだろう。

その波は
大波になりつつあるので
逆らうことはできない。

せめて
消滅するであろう
寺社の
仏像や書物
神社への奉納顎など
なんとか保存できないだろうか?

遺跡同様に。


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