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11年

2012年の入社から11年が経ち、同じ職場だけど会社が変わって再雇用という形になる。

公設の水族館というのは日本全国の多くが指定管理者制度を導入してその維持管理を民間委託しているわけで御多分に洩れずうちもそうな訳だが、まぁ普通指定管理者が変われば中の人も一新するものにも関わらず要件の定義で中の人はそのままにしてもらったのはありがたい。水族館における指定管理者制度の是非については他に譲る。

今日は何を書きたかったかというと、新年度を前に11年で印象に残ったことを忘備録的に書いておこうかなと。長くなりすぎるので手短に。

リニューアルオープンに向けて

2012年2月に温根湯へ越してきて、7月のリニューアルまでひらすら準備。準備期間って感じで連日連夜いろんなことをして、学祭前が永遠に続く感じ。まぁ色々あって絶対3年で辞めようって思ったけど。でも7月6日のプレオープンに一番になだれ込んできた地元の小学生が滝壺水槽を見てすっごい歓声を上げてくれてるのを見て本当に泣きそうになった。めっちゃくちゃ嬉しかったし、この歓声のために仕事してたんだなぁって。

いただきますライブ

リニューアル以前から生きたニジマスをイトウに与えていたのでこれをどうにかいい形でお客さんに見てもらいたいなと思って提案したら、いただきますライブっていう形になった。今でも同じ形で残ってるのはいい仕事だったのかなと思う。無理を通した部分はあったけど、このおかげで最初の1年で30万人近くの人に来てもらえたと思う。

3年目に主任になる

3年でやめようと思ってたのに3年目に主任に昇進してなんか逃げ道なくなったなと思ってた。けどまぁこのあとどんどん追い込まれていくのだ。

4年目、館長をやれと入れる

4年目に館長をやれと言われるが絶対に嫌ですと言って仕方なく副館長になる。でもまぁもうこの時点でやめようとかは思っていなかった。

5年目、館長になる

5周年記念で館長になる。断ってたんだけど、人生の師匠ズに相談したらみんな口を揃えてやればいいという話だったので。結果的にはやってよかったよたぶん。

仕事色々

白花豆ソフトクリーム、鳩時計塔のイルミネーション、クリスマスナイト水族館。水族館に関係ないことも口出したなー嫌な顔されたけど。

色々あったけど

入社して4年ぐらいは仕事楽しいだけで仕事してた気がする。当時お付き合いをしていた人が家で見送ってくれるときに、ぽつっと仕事行きたくないなって言ってしまってものすごく心配されたことを今でも思い出す。あのときぐらいから楽しさと苦しさがせめぎ合ってるように思う。
5年目以降、というか5周年記念イベントなんかは胃が物を受け付けなくて大変だったしなぁ。でもそこからなんとかやってきて10周年もこじんまりだけどそれなりに納得行く形で終えられて、大変に幸せ者です。
今一緒に働いてくれてるスタッフも含めて、11年で12人の人と一緒に働いて、そのうち8人は自分で採用した人材。正直全然至らなくて申し訳なかったし今でも上司として全然だめなところはあるんだけど、本当にみんながいなければもっと早くだめになってたと思う。ありがたい。
これから先どうなるかはまだ全くわからないけどひとまずまだこれからも楽しい場所にしていけるように全力を尽くします。
おわり。

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