今日の利き手ぬぐい
薄い。とにかく薄い。正絹かと思うくらい薄い。もちろん手触りはさらさらと滑るよう。
赤というか紅(べに)といったほうが適切でしょうか。そこに白抜きでネコが立ち上がる図柄。
京都永楽屋の昭和初期デザイン復刻版です。
色は何色がありましたが、もう一枚が青なので(次回の利き対象)赤です。残念ながら文字が読めない…ねこなんちゃやと申しやすが…とかなんとか?
さすが京都といいますか、薄くて透けるような上品な手触りの手ぬぐいで貴族が使うものは綿でもこんなに繊細に洗練されてくるのかと、自分の雑な感じを振り返りました(笑)。創業元和元年(1615)と聞くと、京都という町の歴史の重さを感じます。
京都駅八条口店永楽屋
いろんなデザイン、図柄、そしてテヌグラファーとしての活躍する細川氏がいます。
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