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ティアラメンツって結局なんだったの?

はじめに

こんにちは。やまきゃと申します。noteの投稿は初めてです。よろしくお願いします。ティアラメンツというテーマが好きで登場からずっと使い続けています。
先日、遊戯王において2023年1月施行の新制限が発表されました。この文章をご覧の方の多くは既にご存知かもしれませんね。まだ知らないよ!という方はネタバレ注意です。

その内容は2022年12月時点までの遊戯王環境に鋭くメスを入れる形となりました。

ティアラメンツ・キトカロス禁止

は?

ティアラメンツ・シェイレーン制限

え?

ティアラメンツ・レイノハート制限

???

という形で、ティアラメンツに大きく制限をかける形となりました。というよりもテーマの使用禁止といった方が早いです。遊戯王経験者の方には、十二獣や征竜といったテーマを思い浮かべてもらえればわかりやすいかと思われます。あのレベルです。

この制限改訂に関して

ティアラメンツざまぁwww

発売して1年も経ってないカード規制するとかヤバすぎKONAMI反省しろ

カガリカエッテキタヤッタァァァァ

など様々な意見を散見します。もしかしたら幻覚かも。

実際僕も発売当初からティアラメンツを愛用しており、先日届いたティアラメンツデュエルセットをウキウキで開封し、スリーブ入れ替え作業を行い、来期の遊戯王はどうなるかな?キトカロス制限くらいならいいなぁ、等と考えながら日々を過ごしていました。

……。

この制限改訂に対して僕が言いたいことは山ほどありますが、このnoteで書きたいことはそういうことではありません。KONAMIに対する文句や愚痴を何千文字も書き連ねた文章を誰が読みたいのかって話ですね。

この文章を僕が書いているのは、これを読んでいる皆さんに……

ティアラメンツってどんなテーマだったの?

なぜこんな規制をされたの?

今後マスターデュエルへの影響は?

といった内容をお伝えしたくて筆を取る……もといキーボードを叩いています。できるだけわかりやすく、かつ現代遊戯王にあまり詳しくない方向けにも書いていこうと思います。僕は一般遊戯王プレイヤーに過ぎないので、ここおかしくない?とか浅くない?と思う部分があっても温かい目で見ていただけるとありがたいです。
また、この文章は最低限マスターデュエルでプレイできる程度の知識がある人が読む前提で書いています。何言ってるかわからんという人もご了承いただけると幸いです。
では、以下本文となります。

ティアラメンツというテーマの特徴、強み

ティアラメンツは2022年4月23日発売のパワー・オブ・ジ・エレメンツに収録されたテーマで、同期にスプライトというインチキテーマ、エクソシスター・マルファや斬機サーキュラーといったぶっ壊れカードが存在します。

ティアラメンツの特徴は大きく二つ。

共通効果によるノーコスト融合かつ半永久的リソース回収
上記効果を活かすための墓地肥し性能、墓地効果によるアドバンテージ能力

これらを駆使して相手とのリソース差をつけ、基本的にはモンスターによる攻撃で相手ライフを0にすることでデュエルに勝利します。

テーマギミック紹介

具体例を見てみましょう。
ティアラメンツ・レイノハートを通常召喚し、その効果でティアラメンツ・シェイレーンを墓地に送るとします。墓地に送ったシェイレーンの効果で、フィールドのレイノハートとシェイレーンをデッキの下に戻し、ティアラメンツ・キトカロスを特殊召喚できます。

この画像意味ある?



このデッキの下に戻ることが重要です。

デッキに戻ったティアラメンツは次のターン以降墓地に送れば効果で融合できますし、サーチ先としての選択もできます。手札に来れば単純に通常召喚してリンク素材やエクシーズ素材にもできます。デュエルをしていたら、デッキにテーマのモンスターがいなくなってしまった!ということが起こりません。この辺は召喚獣に近いですね。ただあちらと違って出てくるモンスターはより凶悪、罠カードによる妨害も持ち合わせています。

他テーマとの比較

比較テーマとして鉄獣戦線を用意しました。彼らは共通効果で、墓地にある獣、獣戦士、鳥獣族を除外してリンクモンスターを特殊召喚できます。

鉄獣戦線は基本的に、墓地へ送られたカードあるいは除外されたカードをデッキに戻すことはできません。瞬間的にパワーを出せるものの、5ターン、10ターンとデュエルが長引けばいつかデッキの中にある鉄獣下級モンスターがいなくなり、共通効果を発揮できなくなります。(尤も、鉄獣戦線は展開さえ通ってしまえばデュエルを一気に終わらせられる展開力とパワーを持っており、鉄獣戦線が弱い!ということは全くありません。)
先ほど似ているといった召喚獣も、アレイスター自身はデッキに戻りますが、エクストラの融合モンスターが切れたらもう融合できません。貪欲な壺など、ギミック外のカードに頼らざるを得ないわけです。

誰とでも融合するイケメン
除外して融合

ティアラメンツは違います。共通効果による融合を繰り返すたび、デッキの中にはティアラメンツ下級モンスターが増えていきます。融合モンスターであるティアラメンツ・キトカロスも融合素材にすることができるので、エクストラデッキから融合モンスターがなくなることも防ぐことができます。実質永遠にモンスターを盤面に供給できるわけです。

代表的なテーマカード紹介

ティアラメンツには優秀なカードが多く揃っています。

ティアラメンツ・カレイドハート

ティアラメンツ・ルルカロス

かわいい

ティアラメンツ・キトカロス

今回の被害者

といった優秀な融合モンスターが存在します。これにより単純にテーマとしての動きをしているだけで、
・カレイドハートによる除去
・ルルカロスによる制圧
・キトカロスによるサーチ、リソース補助
を行うことができます。
ルルカロスに至っては展開途中で着地し、ニビルをケアしてしまいます。ステータスもあの青眼の白龍と一緒です。こっちのほうがずっと簡単に出せるのに……。

そして、融合を安定して行うためにティアラメンツ下級モンスターにはデッキからカードを墓地に送る効果が与えられています。


別世界ではラドリーと呼ばれていたとか
準制限
1月から制限
  • 完全一枚初動のレイノハート

  • レベル2かつ盤面着地で墓地肥しできるメイルゥ

  • サーチできる手札誘発のハゥフニス

  • 誘発貫通できランク4やリンクにつながるシェイレーン

などがあり、すべての下級モンスターに役割があります。

また、ティアラメンツは魔法・罠カードも優秀で、筆頭として

壱世壊を劈く弦声

斬りかかるな

壱世壊に奏でる哀唱

ムチ打つな

などがあります。弦声は盤面に置けばティアラメンツの墓地肥しに貢献しますし、哀唱は相手モンスターの効果を永続的に無効にできます。
また、これらは墓地に送られれば特定のカードをサーチすることができるため、積極的に複数枚採用されるカードです。

また、壱世壊=ペルレイノという世界最強フィールド魔法も存在します。

祭りで売ってるやつ

トリックスター・ライトステージもビックリの超スペックです。貼ったらサーチ、モンスターの打点アップ、破壊効果付き……。

他にも月の書のような罠カードである壱世壊に軋む爪音や、竜星の九支のようなカウンター罠である壱世壊に澄みわたる残響などがあり、いずれも墓地に送られたときに効果があります。

実際のデュエルでは

極端な話ですが、以下の事例を見てみましょう。

1.メイルゥを通常召喚。効果で3枚墓地へ。
2.シェイレーン、哀唱、弦声の3枚がヒット、それぞれ効果発動。
3.キトカロス特殊召喚。レイノハートサーチ。哀唱サーチ。
4.キトカロスの効果で弦声サーチ。


うらら、キレる

などという事も起こりえます。一体のモンスターを通常召喚するだけで攻撃力2300の融合モンスターが着地し、一連の処理で合計三枚のカードをサーチしてしまいました。あーあ。

手札誘発への対応力も凄まじいです。うらら、うさぎ、わらし、ヴェーラー、無限泡影などのカードは一枚では解決になりません
上記の例でも、メイルゥの墓地肥し効果をこれらのカードで止めたとしても、相手の手札にシェイレーンがあったら貫通されます。
仮に増殖するGを投げたとしても、キトカロスの特殊召喚で1枚ドローできますが、ティアラメンツ側は1~3枚サーチ、哀唱による妨害が確定で残ります。哀唱の効果でキトカロスを墓地に送ればまた融合に繋がります。
さらに哀唱は永続罠カードです。盤面に残ったまま相手にターンを返してしまえばその相手ターン中に攻め手として使われてしまいます

サンダーボルトやハーピィの羽根箒、ライトニング・ストームで一掃しては?と思う方もいらっしゃるかもしれません。実際多くの展開デッキや罠デッキは、そういったカードで盤面を荒らされ、捲られてしまうケースが多いです。

ティアラメンツは違います融合モンスターはいずれも効果で墓地に送られた場合に効果を発揮しますし、魔法罠も同様です1枚のカードで詰んでしまうことがありません

さらに言うと、ティアラメンツというテーマには一切の制約がありません。
鉄獣戦線のようにリンク素材に縛りはつかず
オルフェゴールのように特殊召喚に属性縛りはつかず
@イグニスターのようにサイバース族以外のモンスター効果を発動できなくなることもありません

まとめ

長くなってしまいましたが、ティアラメンツというテーマの特徴、強みはまとめてしまうと
・高ステータス、効果山盛りのハイスペックカード群
・圧倒的な誘発貫通、ケア能力
という形になるかと思います。ですがその本質は
墓地からデッキに戻すことで融合モンスターを出すギミック
であるという事です。

現在までのマスターデュエルを楽しんでいる方は、読んでいてそんなん最強じゃねーか!と思う方もいらっしゃるでしょう。実際最強でした。発売当初はスプライトというライバルにシェアを大きく奪われていたものの、イシズギミックが入ったデュエリストパック輝石のデュエリスト編(2022年5月21日発売)、"ティアラメンツ・ルルカロス"および"壱世界に劈く弦声"が収録されたダークウィング・ブラスト(2022年7月16日発売)など、度重なる強化をもらい、CSの優勝テーマはほとんどティアラメンツ一色となる形に至ったのです。

ティアラメンツの弱点、対抗テーマ

でも調べたらティアラメンツ以外のテーマも勝ってるやん!
その通りです。ティアラメンツは強いテーマではありますが、弱点が無い訳ではありませんティアラメンツへの対抗手段としては以下の方法がありました。なお、これらはティアラメンツギミックに対するメタであるので、これらのカードでイシズティアラメンツやクシャトリラ以降のティアラメンツにイージーウィンできるわけではなかったことを記しておきます。

手札誘発によるメタ

昔のプレイヤーに馴染みのあるカードでいえば、やはりD.D.クロウでしょうか。効果を発動したティアラメンツモンスターにチェーンしてこのカードを発動すれば、融合を防いだうえにティアラメンツモンスターを除外できます。

最後に使われたのいつだろう

しかし現代遊戯王には、ビーステッドというインチキモンスター群が存在します。

こいつも1月から制限

除外範囲こそ少し狭いですが、ティアラメンツに対しての通りはD.D.クロウと全く同じで、こちらは盤面に高打点のモンスターが残り、追加効果もあります。強い……。

他にもディメンション・アトラクターというカードも存在します。こちらはマスターデュエルプレイヤーの方なら見覚えがあるかもしれませんね。

台パン製造マシン

また、浮幽さくらでEXデッキのキトカロスを吹き飛ばすのも有効でした。

あの頃はダンテ飛ばしてた

先程無限泡影やヴェーラーは解決にならないと言いましたが、初動でなくキトカロスに打つ場合はある程度の期待値で展開を止めることができました。ただ、やはり上のカード達の方が通りが良いです。

捲り札、置物によるメタ

ハーピィサンボルライストは効果が薄いですが、打つとかなり楽になる捲り札は存在します。

拮抗勝負は、妨害こそ残りますがかなりのリソースを削ることができます。

最強

また、壊獣やラヴァゴーレム、ラー玉なども効果による墓地送りではないため機能します。盤面にティアラメンツモンスターがいなくなれば、哀唱は効果を発動できません

モ〇ラ
城之内ファイヤー!
意味不明な呪文を

マクロコスモス次元の裂け目ネクロバレーなどは貼ればティアラメンツは完全に機能停止します。アンデットワールドも同様ですね。

うららがうてる
無理
1の効果が活かされることはほぼない
バンシーやめろ

テーマ単位によるメタ

エクソシスターは共通効果でメタることができ、よくティアラメンツ狩りをしていました。また除去が基本除外なので融合効果や魔法罠の効果も発動させません。
欠点はただ一つ、下級モンスターの打点が低いことに目をつむれば……。

なんで烙印融合がダメでこいつがええねん
エクシーズとは

他にもふわんだりぃずは結界像による特殊召喚封じと、裂け目マクロと相性がいいことでティアラメンツに対抗してきました。先行を取ることができれば勿論ティアラメンツ以外にも有利です。

なぜテーマ外もサーチしてしまうのか
お前も禁止だよ

ビーステッドは誘発の欄で紹介しましたがテーマでもあるので、ビーステッドと相性が良く、ビーステッドをメインデッキから多く採用したデッキもよく見かけました。P.U.N.Kやドラゴンメイドなどですね。

クシャトリラ、爆誕

輝石のデュエリスト編~ダークウィング・ブラスト

ダークウィング・ブラスト以前のティアラメンツはイシズティアラメンツという型が主流であり、それについて語るのは別の機会にしておきます。興味がある方は、遊戯王日本選手権2022をご覧になるとよいと思います。一言でいえば、不健全でした。

さて、ダークウィング・ブラストではティアラメンツ・ルルカロスやビーステッドが登場しましたが、同期にとんでもない奴がいます。

そう、クシャトリラです。

弦声にかかれてるやつ
同名サーチすな

なんだこいつら。
……なんだこいつら!?
フィールドががら空きならポンと出てきて、一枚サーチしながら妨害もこなす高スタッツ
です。
とはいえダークウィング・ブラスト発売後しばらくは、パンクラトプスのような最強汎用カードとしての使われ方をしていました。そもそもテーマとしてはまともに組めなかった。ティアラメンツ以外にも、スプライトP.U.N.Kなどに採用されるケースをよく見ましたね。

2022/10月制限

ダークウィング・ブラスト発売の少し後、2022年10月1日に、制限改定が施行されました。(発表されたのは9/11)主な内容としては
ユニオンキャリアーグリフォンライダーの禁止
スプライトへの強い規制
イシズギミックおよび朱光の宣告者への強い規制
謎の謎の地図制限
ペルレイノ制限、ハゥフニス準制限
などがあり、この頃環境を支配していたイシズティアラメンツはかなりの弱体化を受けました。朱光の宣告者がいなくなったことで理不尽な相手ターン展開と墓穴ケアがなくなり、まだ遊戯王としての体裁を保ったデュエルの様子が見られるようになります。
一方スプライトは展開を支えるカードの枚数を大きく減らされ、純構築でのデッキ構築は実質不可能になりました。

ティアラメンツとしての絶頂期はここからでした。イシズギミックを失ったティアラは流石に弱体化するだろうと思われていましたが、空いた枠にビーステッドを取り入れたり、クシャトリラ・フェンリルを入れることでむしろ相対的に強くなった節さえありました。この頃からティアラメンツへの批判が強く見られるようになった気がします。

そして問題の、フォトン・ハイパーノヴァ発売です。

フォトン・ハイパーノヴァ以降

フォトン・ハイパーノヴァでは、クシャトリラが大きく強化されました。

ケモノ
ユニコーンで持ってくる
ペルレイノか?

これによりユニコーンからかなり展開が伸びるようになり、初動枚数の上昇、誘発貫通力も跳ね上がり、何より

ダークロウも涙する

このカードの存在がクシャトリラを大きく飛躍させました。まるでティアラメンツはこれで倒してねと言わんばかりのメタ性能です。そうか、流石にティアラメンツもインフレには勝てないよな……。

おや?

「こんにちは!ティアラメンツです!」

誰だよ

なんとティアラメンツにも新規が来ました。フェンリルからサーチできて、準制限になったハゥフニスと同じく手札誘発で墓地肥しができ、イシズギミックのように墓地肥しの補助ができるカードが、です。

これによってティアラメンツは完成しました。フェンリルおよびパライゾスからもティアラメンツにアクセスできるようになり、フェンリルにアクセスしやすくなったことで次元の裂け目やネクロバレーといった置物にも高確率で対処可能となり、モンスター、テーマ罠に加えて二種のテーマ内手札誘発で妨害を構えられるようになります。
初動枚数は驚異の12枚(レイノ3、フェンリル3、パライゾス3、ペルレイノ、テラフォ、簡易融合)。メイルゥやシェイレーンもカウントするともう事故とは無縁です。増殖するgやうららを採用するスロットも十分にあります。

クシャトリラ・アライズハートというカードの存在も、ティアラメンツを死滅させるには不十分でした。むしろ増えたがな。

流石にラインを超えてしまった。

というわけで冒頭に戻ります。2023年1月からはキトカロスが禁止、シェイレーンとレイノハート制限、フェンリルも制限、パライゾスも制限です。

おまけに、ティアラメンツ関連で規制されたカードの一覧を書いておきます。

レイノハート 無制限→制限
シェイレーン 無制限→制限
ハゥフニス 無制限→準制限
ペルレイノ 無制限→制限
キトカロス 無制限→禁止
朱光の宣告者 無制限→制限
アギト 無制限→制限
ケルドウ 無制限→制限
フェンリル 無制限→制限
パライゾス 無制限→制限
合計10種

記念撮影

ティアラメンツの問題点

まず第一に、シェアのほとんどを独占というのはよくないですね。それはEM竜剣士や十二獣、勇者と一緒です。

次にミラーの効果処理が大変というのがあります。ティアラメンツは相手ターンに墓地を肥やすことができるので、ミラーとなると効果処理がとても大変です。ふわんだりぃずミラーを体験したことがある人はあれに近いものだと思ってください。特にイシズティアラメンツ環境は最悪で、どっちのターンの何フェイズだかわからなくなります。

また、処理が大変なので普通にプレイしてるのに膨大な時間を消費します。一戦目なのにエクストラターン突入もザラです。CSで7回8回とミラーを勝利しきるプレイヤーたちは尊敬します。僕は3回が限度です。

ティアラメンツ下級モンスターの融合効果はターン1ですが、効果処理するとデッキに戻るので、どれをつかったか覚えてない!という理由でトラブルになることも多いです。メモするなり、マーカーを用意しないといけません。

つまりは、やりすぎた

こういうことです。環境に長く居座り続け、ありとあらゆるメタをものともせず、ずっと頂点の座を譲らなかった。

なぜこんな規制をされたのか?

キトカロスを禁止にするのは正解です。ティアラメンツの根幹をなしているカードであり、環境からティアラメンツを消すのならこれ以上の規制はありません。
これにより、ティアラメンツは沼地などを経由しなければルルカロスすら立たなくなりました。というかそもそも融合できません。メインデッキに入る共通効果持ちティアラメンツモンスターは9枚から6枚にされました。落ちません。各種魔法罠へのアクセスはとても難しくなり、ティアラメンツをつかう意味はほとんどなくなったと言えるでしょう。

これは僕の主観でしかありませんが、ティアラメンツは生きている限り、他のテーマを使う意味がありません。だって誘発全部なんとかなるし、手札事故を起こす心配がないし、テーマとしてのパワーが他と圧倒的に違うデッキに眠っていてほしいカードもない墓地に落ちて困るカードもないリソースが尽きることもない

僕は子供の頃からずっと遊戯王で遊び、何回か離れもしたけど、9期はじめあたりからずっと遊戯王に触れてきました。EM竜剣士が環境を支配していても、十二獣しかいない時も、トリックスターに手札全部除外されても、エクストラリンクされても、閃刀姫に何回エンゲージを打たれても、ドラゴンリンクに先行ワンキルされても、V.F.Dに制圧されても、遊戯王デストロイモンスターズになっても、勇者に誘発止められても、ハリラドンされたって、遊戯王は楽しかった。未来に展望があった。
次にでるテーマはどんなのだろう?と。

しかし今回ばかりは見えない。これから先、ティアラメンツを越えるテーマに出会えるのか。
遊戯王をしていて、ああ、こんな時ティアラメンツだったら……。とならないだろうか。
というか、来年から何使おう……。

少々自分語りが過ぎました。こういう感情になってるバカもいるという程度に思ってください。

マスターデュエルどうすんの?

ずっとずっと言われてることですが、ティアラメンツとスプライトがマスターデュエルにくる!ヤバい!という話をよく聞きます。
実際ヤバいです。とはいえマスターデュエルは紙とは禁止制限もルールも違います。シングル戦ですからね。実際先日のYCSJ大阪ではラビュリンスとふわんだりぃずが結果を残しています。大ティアラメンツ環境だったにもかかわらず、です。

最近では神碑が実装され物議をかもしていますね。個人的にですがマスターデュエルでは対話拒否、メタのすり抜け系のデッキが嫌われたりヘイトを買う印象があり、規制対象になりがちな気がします。

そういう意味ではスプライトもティアラメンツもマシなほうです。一般的な誘発が腐ることもないです。ちゃんとプレイでケアしなければならないのですから、そもそもgが意味ないふわんだりぃずや真竜とは違います。

僕はまったくコナミさんに意見を言える立場ではないので、マスターデュエルはこうしろ!なんて言うつもりはありませんが、それでも、こうしたらいいんじゃない?という考えも一応ありますので、ここに書いておきます。

  • 壱世壊=ペルレイノおよびティアラメンツ・キトカロスの1枚制限での実装。

  • ユニオンキャリアーの禁止。

  • クシャトリラ・フェンリル、壱世壊を劈く弦声および壱世壊に奏でる哀唱の2枚制限での実装

  • 六世壊=パライゾスおよびクシャトリラ・ティアラメンツの1枚制限での実装。

こんなものでしょうか。せっかくOCGと別の規制の仕方で進んでいるので、紙とは違う規制の仕方をしてほしいと願います。
個人的には、ティアラメンツの問題は"数枚の墓地肥しでアドバンテージを取りすぎること"だと思っているので、ティアラメンツを使うプレイヤーとして、嫌な規制の仕方をしたつもりです。弦声と哀唱は制限でもいいかもしれません。
スプライトに関しては、対話拒否のカード群を禁止にして様子をみたらどうかな?と思っています。

いずれにせよ、一つのテーマを完全に殺す規制はしないで貰いたいですね。

おわりに

最後まで読んでいただいてありがとうございました。こういった形の文章を初めて書いたのですが、まさか一万文字近く書くことになるとは思いませんでした。こんな量のただの一般人の落書き、需要あるん?

いや、ほんとに読んでいただいてありがとうございます。

ティアラメンツデュエルセットについては、何らかの形で使っていこうと思います。中身ラビュリンスにして偽装するか。あんまり汎用性のないカードのサプライはこういう時つらいですね。やっぱタキオンマットは最高や。

なんだかんだ言いますが、ティアラメンツが死んでも遊戯王はやめないと思います。新しい壊れテーマが来たときにちょっと抵抗あるだけです。この先ずっと使えるんか?ってね。

また気が向いたら他の遊戯王についての文章も書こうと思います。それでは。

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