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流浪人になって、幸せについて考えてみた結果。【Day21】

ぼくはここ半年ほど、拠点を持たない流浪人生活を送っていました。


ほぼ毎週、異なる場所にいる。


大阪にいるかと思いきや、東京に現れる。

そう思ったら、秋田や福岡にいたりする。


「今は日本のどこにいるの?」と尋ねられたら、たまに「ベトナムです」なんて海外にもいる。


これは、ぼくが自ら望んでつくりあげてみた生活スタイルでした。

拠点に縛られず、自由気ままに居場所を転々と変えながら生きる。


すると、どうなるか。


そう、拠点が恋しくなるのです。



本日、ツイッターがきっかけでお会いしたフリーランスの方々も、まさに拠点を持たず、転々と移動して生きていらっしゃる方々でした。


オーストラリアにいたかと思いきや、岩手に現れ、次の行き先はなんと佐賀県。


佐賀県の次は愛媛へ、その後は未定とのこと。


ぼくの大好きな友人も、自分の『プロ飛バシヤー』企画がきっかけで年末からプラハにてデジタルノマドの生活を開始する。



テクノロジーの発達とともに、働く上でのインフラが整うことで『世界のどこでも、いつでも』仕事ができるようになりました。


おかげで昔ほど、海外移住という選択肢もハードルは高くありません。


なぜなら、国外にいながらも日本とつながって仕事が容易にできてしまうから。



なんなら、日本のパスポートは世界最強なので、なおのこと海外に拠点を移すことの難易度は低いと言えます。


それは赤の他人さんと東南アジア旅へ出かけたときも、痛感しました。


バンコクにいらっしゃるプロ忍者さんはタイに観光ビザで滞在し続けるために、定期的にマレーシアへ出ては帰国するようです。

そんな生活が可能なのも、日本のパスポートに信頼が蓄積されているからでしょう。



少し話はズレてしまいましたが、要するに働く手段が整備されることで、生き方は多様化の一途を辿っております。


選べる生き方が増える一方、当然ながら選ばない選択肢が生まれるのも必然。


選ばなかった道、歩まなかった冒険に思いを馳せても致し方ないことは頭で理解しながらも「ないものねだり」をしてしまうのが人間の性なのです。


自由だからこそ、不自由が恋しい。


拠点のない流浪人になれば、根を張った暮らしが恋しい。

一箇所に留まり続ければ、それが足かせに感じられる。


組織に縛られず、自由に生きようと会社を辞めたら、やるべきことが与えられないのに耐えられず、勤め人に戻りたくなる。


ぼくらはいつも、振り子のように行ったり来たりを繰り返す。


人間はなんとも欲張りで、ないものねだりをする面倒な生物です。



せば、本日はここまで。


チームビルディング研修を終えた、秋田からお届けしました。



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