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再現性がないからこそ、美しい。【Day11】

これからの時代、より深まるであろう価値について語りたいと思います。

22世紀に向けて、お金が動く感動はどこに宿るのか。


今ぼくが滞在している世界遺産の街・ホイアンは、実はオーダーメイドがとても有名。

世界に一つだけのスーツ、シャツ、ワンピース、革サンダル、革バッグ、ありとあらゆるものが一日あれば完成してしまう魔法の場所なのです。

話を聞くと、どうやらホイアンの街は繊維産業で栄え、上質な技術を持った職人さんたちがたくさん住んでいるとのこと。


早速ぼくも、宿泊しているヴィラのスタッフ一押しのお店へ。

こちらのお店では、舞台衣装として着れるスーツを新調しようと決意。

ご覧の通り、iPad で画像を検索しながら、お互いの脳内にあるイメージをすり合わせていきます。

せっかくのオーダーメイドなので、今回は唯一無二の柄を選び、寸法を測っていただく。

ジャケットの形、ボタンやポケットの数や色、裏地まで細かく指示を出すことができます。

完成品のイメージが頭にある方は、打ち合わせにさほど時間がかからないので、ものの半時間程度でオーダーが終わるかと思われます。

ぼくの場合、午前中にオーダーを済ませることができたので、その日の夜には試着が可能でした。

試着室で袖を通した瞬間、あまりの完璧なフィット感に思わず感嘆の声が漏れました。

「これはすごい…」

正真正銘、世界に一つしかないスーツが身を包んだときの喜びは今も忘れられません。

そして、立て続けに思わず言葉が漏れる。

「これはハマる…」

すっかり気を良くしたぼくは、別の市場で靴もオーダー。

初めてのオーダーメイドだったが故にあった多少の不安も、このタイミングでは完全に払拭され、ノリノリ。

もはや誰も、ぼくを止められない。

勢い余って、担当してくれた靴職人の方の親戚が営む生地屋さんにて、追加でジャケットをもう一枚オーダー。

こちらの発注は時間が遅かったこともあり、翌日の試着となりました。

時間をあけて、いざ完成品とご対面。

もはや、この感動を表現する言葉は現在のぼくの辞書には見つかりませんでした。

ただ、幸せのため息だけが漏れる。

それくらい、描いていた理想のものが具現化されることは胸を打ちます。

胸を打ちました、実体験として。


この経験を下に、これからの時代の価値について深掘りしたいと思います。

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サポートいただき、誠にありがとうございます! こころ着火マンとして、これからも人々の心に火を灯せるよう邁進します。 『いつ死んでも後悔のない生き方を』 「普通」という呪縛が支配する母国・日本で奮闘する、七転び八起きの帰国子女の物語。 今後とも何卒よろしくお願いします!!