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第44回日本漫画家協会贈賞式

2015年6月19日第44回日本漫画家協会贈賞式。帝国ホテル(光の間)毎年授賞式に参加して、水島新司先生や竹宮惠子先生、尾田栄一郎先生などメジャー作家が大賞や文部科学大臣賞を受賞する。当然だろう。でも、今年はちょっと違った。戦争が引き起こす人間の不幸。作者の身内の体験。地道な取材で真実の歴史を伝えた作品。漫画の枠を越えて後世に残したい作品と言える。選考員の中にこの作品を知ってもらいたい。そういう願いがあったのかもしれない。『売れる漫画はいい漫画』という時代遅れの考えを捨て、読み、伝え、広げて行く価値のある漫画が求められる。そんな時代の予感がした。誰もがメッセージを心に秘めてクリエーターになれる時代。

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