取調べで気づいた事

どーも。
ぺんとはうすヤマトです。

この間自転車の信号無視で
切符を切られてしまった。

調書作成のため交番に向かった。

100％僕が悪いので
なんの異論を発する事なく
反省しながら警察官と
調書の作成に取り組んでいた。

交番の中は狭く
４畳ほどのスペース。
交番の中には警察官が３人と
僕を含め４人がいた。

【警察官Ａ】
僕の信号無視を注意して交番まで
案内した人物。根性ありあり顔。
体育会系で少し強面の20代後半の男性。

【警察官Ｂ】
新人警察官。優しさに満ち溢れた顔。
幼稚園の先生のような柔和な目。
少し気弱な性格の20歳前半の男性。

【警察官Ｃ】
ベテラン刑事。捜査４課で暴力団を
相手にしてきたであろう風貌が
ぷんぷん漂ってくる50代の男性。

交番の中は警察官Ｂを除き
凄い空気感で緊張してきた。

よく取り調べ室で警察官が
黙秘している犯人に
怒号が飛び交うシーンを思い出した。

黙秘してる人は凄いメンタルをしているな。
自分なら警察官の伝家の宝刀
飴と鞭の極み　カツ丼　が出る前に
自白するであろう。
自白スピード日本新記録がでると思う。

話を戻そう。
まるで殺人事件に関与したかのような
異様な緊張感の中、調書作成が行われた。

調書作成は警察官Ａが行うことに。
警察官Ａは強面だが僕に対して
敬語で丁寧な口調で質問してくれた。

『ヤマトさんが信号無視を犯したのは
〇〇の交差点で間違いないでしょうか？
地図で申しますと、こちらです。』

なんというギャップだ。
空気感や風貌からは
想像もつかない優しさ。

これがギャップというやつか。
世間の女性が大好きなギャップ。

合コンで付き合ったカップルが
口を揃えて言う
『第一印象最悪やったけど…』の奴か。

そんな事を頭で考えながら
調書作成を行っていた。

すると空気が一変する出来事が起こった。

信号無視した時間を調書に記入する時に
警察官Ａが警察官Ｂに聞いた。

『時間メモしてただろ？何時？』

ちなみに信号無視の時に
警察官Ｂもその現場にいて
２人ともメモはしていたが
警察官Ｂのメモから
時間の記入したページが見つからない。
すると警察官Ａは

『お前メモしてなかったのかよ！！！
メモ貸せ！！！！！！！』
っと叫んで怒りだした。

本性が出た。
そんな怒らなくてもええやん。
『何時？』の質問に対して警察官Ｂが

①火事
②親父
③2：50！エガちゃんで～す！

など言っていたら
叫ぶ気持ちも分からんでもないが
メモの記入が見つからないぐらい
待ってあげてもいいではないか。

感情を露わにして怒るのは
大切な人を傷つけられた時だけにしとけ！
足を組みながら赤ワインを一口飲み
二枚目の顔で言ってやりたかった。

実際は椅子の背もたれに背もつけず
大手企業の最終面接かのような緊張感で
真っ直ぐな姿勢で座っていた。

その後も緊迫感は続いた。

警察官Ｂが僕に出頭命令の日にちを
１日間違えて僕に説明した。
すると警察官Ａと警察官Ｃから
巻き舌で怒号が飛び交った。

さすがの俺も我慢の限界だった。

巻き舌は愛した女性の熱いキスだけにしとけ！
そう言いたい気持ちを１％だけ顔に出した。

もちろん伝わらなかった。

こんな職場辞めたらいいよ！
そう言ってあげたかった。

でも、もしかしたら……

警察官Ｂには愛する奥さんと可愛い娘がいて
家のローンが４０年残っていて
家の仕送りもしてて
奨学金の返済も残っている。

そんな辞めれない状況だったら？
そう考えると泣けてきた。

一方俺といったら
守るものはないし仕送りもしていない。
好きな事やってる売れていない芸人。

警察官Ｂは怒号にも耐え
毎日頑張っているんだから
好きな事をやってる俺はもっと頑張らければいけない。

30歳で気づけて良かった。
まだ遅くない！！！
今日から頑張ろう！！！！！