もっと知りたい!カンボジアのこと!
រាត្រីសួស្តី(こんばんは!)
久々に協力隊っぽいこと書いていこうと思います!
昨日ですが、カンボジアの体育教育についてのオンライン講演に参加してきました。
この前のブログにも記述したように、白石君という大学の後輩が今回のオンライン講演をやってくれまして。
いやー、外国の教育事情を知るのって楽しいです!
「えー!こんなに日本と違うんだー!」と思うことばかりで、これからその国の教育に携われるんだなと考えると胸が高まりますね。
今回のブログでは、教えてもらった内容をシェアしても良いということだったので、書いていこうと思います!そして資料も少しもらってしまいました!
ですから、今回の資料に関しては全部彼が作成したものであり、僕は何も苦労してません!
ありがとな!笑
派遣されたのは小学校なので、今回はそちらに焦点を当てて書いていきますね。
今回は「カンボジアと日本の教育の違い」についてです。違いといっても、日本でも地方によって教育にばらつきはありますし、カンボジアの学校でもそうです。その点を踏まえて見て頂けると幸いです。
1.小学校教育の違い
まずは小学校教育の違いから。
【登校日】
日本 :月曜日~金曜日の全日制
カンボジア :月曜日~土曜日の2部制(午前・午後)
面白いのが、日本の場合は決まった学校に通うのが普通ですが、カンボジアの富裕層の子どもは午前は公立の学校、午後は私立の学校に通うこともあるそうです。びっくり!
朝は6時55分から学校始まってます!カンボジアは日中暑いからですね。
ちなみにチャイムはタイヤのホイールで鐘を鳴らすそうなのですが、子どもが鐘を鳴らすのを忘れてしまい、時間割がずれ込むこともしばしばあるそうで…あらあら。
(おまけ)学校へ行く前のカンボジアの朝食はこういう感じだそうです!日本でいうところの焼きそばですね!美味しそう…
【教員の勤務形態】
日本 :正教員であれば副業は禁止されている(非常勤講師はOK)
カンボジア :教員の給料が厳しいので副業している方が多い(学校で飲食物販売・タクシー運転手)
この点は一番驚きました!
続いては体育教育にいってみましょう!
2.小学校の体育教育の違い
【体育授業の流れ】
※青が日本、赤がカンボジア
この点はどちらの国も大きくは変わらないですね。ただ授業時間が日本が45分あるのに対してカンボジアは40分の授業だそうです。
【場所】
日本 :グラウンド、体育館等で実施
カンボジア :バスケットコート等で実施
派遣されている学校では、バスケットコートの床が硬いため、怪我に気をつけなければならないそうです。教育が進んでいる学校では体育館もあり、雨天でも体育館を利用して活動が出来るのだとか。
【体育用具】
日本 :基本的な体育用具が揃っている
カンボジア :用具を代用することがしばしば
体育用具も学校によって差がありそうです。派遣1年目は体育用具がなく、レクリェーションになったこともあると聞きました。
【体育の授業形態】
日本 :基本的にクラス単位で実施
カンボジア :基本的に学年単位で実施
とにかく生徒が多いので、学年体育だと運動量の確保が大変だと聞きました。この点はクラス単位にしたことで、円滑に行えるようになったそうです。
3.講演を聞いてみて
今回の話を聞いた中で大分「カンボジアの学校ってこんな感じなんだ」というイメージは固まってきました。
しかし、「どのように活動していくか」という具体的な部分までは考えつきません。なぜならば、まだ自分の「目」で確かめていないので。
ただ、活動する中でこれだけは気をつけようということは明確にあります。
それは「自分の価値観を押しつけない」ことです。
カンボジアにはカンボジアの教育の良さがあり、日本には日本の教育の良さがあるわけで、違いはあれど価値観を押しつけるのは協力隊の役目ではないと思います。
その国の教育の価値観を受け入れ、課題をともに共有し、より良い方向へ発展させていくことが役目だとおもうので、その点を頭に入れ活動に励んでいきたいですね!
最後になりますが、「カンボジアで授業を行っていて最高の瞬間は何か」という問いに、彼はこのように述べていました。
「バスケのシュートが入ったということだけでも、みんなが思いきり喜んでくれる。それが最高だなと思える瞬間です。」
いいなぁ…良い子どもたちだなぁ。
ខ្ញុំចង់ទៅប្រទេសកម្ពុជាលឿន។(早くカンボジアに行きたいです!)
ではまた!