精神的内面を『無の境地』にもっていくことで敵の神経システムの機能を停止させる #奥義
つまり、体内で発生した電気が、
電気ナマズや電気ウナギなどと同じような具合に
敵を麻痺させるのではないか、
離れている場合には
電磁場がその電気の作用を伝えているのではないか、
と考えたわけです。
保江邦夫が脳波計と筋電計を使って集めたデータを見ると、
技を掛けた瞬間、
たしかに妙な現象が起こっているようではあります。
保江邦夫が最終的に立てた仮説は次のようなものでした。
精神的内面を『無の境地』にもっていくことで
前頭葉運動野における
意識的神経活動を小脳における
無意識的神経活動に限りなく同調させた結果として
神経に生じる電気変動を
敵の筋肉組織につながる神経システムに伝え、
それを微弱帯電させることで
敵の神経システムの機能を停止させる(ブロックする)ために
敵の筋肉組織が麻痺してしまうのです。
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