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DeNA(SHOWROOM)を退職してフリーになりました。

ご覧いただきありがとうございます。
DeNA社内起業(学生時代)→DeNA新卒入社(SHOWROOM出向)と過ごした数年間を、つたない所感ですが振り返っていければなと思ってます。

■簡単な自己紹介

・大学3年時にDeNAにて動画系アプリで社内起業
(※このインタビュー受けたメディアは終了してしまったみたい)

・事業クローズ後、SHOWROOM前田社長と意気投合し2018年度新卒としてDeNAに入社しSHOWROOMに出向

・複業として、株式会社winkのCOO / 恋愛メディアの運営 / ごみフェスの主催など行う

■SHOWROOMでなにやってたの?

ポジションでいうと、プロダクトマネージャー / プロジェクトリーダー / チームリーダーといったところで、職務でいうとこの辺りをやってました。

・既存機能の改修/新機能の開発のマネジメント&ディレクション
・分析(主にSQLを用いてBigQuery+自社分析基盤での分析)
・属人性を排除するための組織体制の構築
※細かいことは言及できないため抽象的な定義なのはご容赦ください

■実際SHOWROOMどうだった?

これは就活生や転職考えてる人向けのトピックかもですが、あくまで僕が実際に働いて感じたことをざっくり話します。

・芸能とITのハイブリッドカンパニー

ご存知の方も多いかもですが、業界のトップコンテンツとの取り組みが盛んなのが特徴的な会社です。そして実際にそこはグロースファクターの1つでもあります。

一方で今後中長期でプレズンスを高めていくためには、コンテンツ依存体質ではなく、コンテンツを強みにしたプロダクトドリブンでの成長という部分で更なる発展の余地があるなと感じました。具体的にどこをどうするとかまでは控えますが、多面的に機能や仕組み面でのPF(プラットフォーム)バリューを高めていくと、配信者を"SHOWROOMで"応援する意味みたいな価値が高まり、さらにソーシャルライブ市場での大きなUXの潮流を捉えていけるのかなと思っています。(楽しみ)

余談ですがソーシャルライブのドメイン自体も、最小有効分散の効いたコミュニティ設計が勝ち筋と言われていたりいろんな解釈がありますが、コアバリューによって正直まだいろんな登り方があるなと思ってます。多くのサービスが混在してますが、今後もとてもワクワクする領域の一つですね。

・社内のVALUEが最高(Issue / Imagination / Beyond)

SHOWROOMは端的に、"いい人"が多い会社だったなと思います。

それをこの2つ目のバリューである「Imagination with Love」が象徴してるなと感じました。

まず1つ目のバリューであるIssueについて。
この大切さはプロダクトをやられている方々は熟知しているかと思います。

解くべき問いは正しいか」というのを意識することは、会社の方向性の共通理解や該当施策におけるターゲットやインサイトの解像度をあげることが前提になるので、その思考過程においてもとても有効だなと思います。

そしてイシューを明確にすることが議論を進める1つの制約になることで、手段の目的化を防ぐことができ結果としてコミュニケーションコストの削減につながることが多いです(あえてイシューの抽象度が高い状態で会話することもあるが)

またPMに求められる能力の1つにイシュー力たるものがあるなと思いました。例えばプロダクト立ち上がり初期は、熱量が高いヘビークラスタのコアアクションRRをあげることをイシューしたりしますが、フェーズによって重視するKPIも一定変わってくるので、施策優先度をマネジメントするためにロジックやイシューの解像度をあげることは大切なPM力の一つだと思います。

続いて、「Imagination」。
個人的にこのバリューが一番好きでした。
これは自分の人生においても大切にしていることであり、それを言語化してくれた価値定義だなと個人的にとてもお気に入りでした。

端的にいうと、「他者への想像力を持って愛のあるコミュニケーションをする」といったことですが、これはあらゆる人間関係の根底で必要になってくるものだなと感じています。

ただ想像するだけではなく、想像の先にある理解や共感、そしてそれを超える尊重という部分まで他者に想像力を働かせることで、はじめて愛のあるコミュニケーションができるということだなと、僕は解釈しています。

これを社内の目の前の会話相手だけでなく、組織、そして配信者や視聴者の方、またその周りにいる人たちといったように、二次的、三次的なUXの波及範囲までImaginationしてサービスづくりをしていこうと心がけているのがこの会社のとても好きなところでした。

Issueされたテーマに対してImaginationを持って向き合っていく。

これが僕がSHOWROOMで感じた"優しさ"の正体だったのかなと思います。

■本題:なんで辞めるの?

このように好きなとこばかり出てくる会社なので、なにか不満があって辞めるというわけではありません。

結論からいうと、「自分の人生という尺度で考えた時に、もっと幸福度の高い時間の使い方がフリーになることでできるなと思った」からです。

僕は愛とか人生とか幸福とか結構考えるのが好きなのですが、そうして日々人と接していると、結構社外で幸福な人間関係が増えていき始めたんです。

そこで使える時間は有限であるという制約下にたったときに、この人とここでこれやってる時間、あの人と新しくあれをやる時間、と様々な幸福度の高い時間が周りにありがたいことに溢れてきて、それをもっと実際に手触り感ある時間として大切に過ごしていきたいなと感じたのです。

なので物理的に日中の勤務してる時間というものをフリーにして、もっと自分の好きなことを好きな人たちとやっていきたいなと思ったのです。

■仕事に対してなにを求めるか

僕は、「自分だから」出会えた人や感じられたこと、かけられた言葉、生み出せた空気などをすごく大切に生きていきたいと思っています。

自分として生きてよかった」と人生振り返れるような、そんな「自分だから」を大切に人生していきたい。

だから僕は、プロダクトでも場所でも空気感でも言葉でもいい、自分から出た何かが、周りの人たちの人生史に刻まれるような、そんな機会をたくさん増やしたいと思っています。

あのときお前に出会ってよかったわ!と少しでもたくさん言ってもらえるような人生を優しく丁寧に生きていきたいです。

この思考過程で一つ考え方が分岐するなと思った点があります。
それは、仕事に対して何を求めるかという観点です。

成長なのか報酬なのか仲間なのか安定なのか。

僕は「幸福」です。

自分の人生を、自分として生きてよかったと幸福度高く思えるような時間の使い方はなにか。どこで誰と何をしてるときなのか。それを限られた時間でどう配分していくのが時間対幸福が高いのか。

そのような価値観軸で考えた時の結論として、会社員をやることではなくフリーになるという選択をしました。

就活生の方たちに話す機会がある時には言うのですが、「社会人」としてどこで「働けば」成長できるかという枠組みではなく、「自分」としてどう「生きていけば」幸福か、といったことを少し意識すると人生に寄り添った選択がしやすいのかなと個人的には思います。(人によりけりだけど)

■やめてどうするの?

基本的には好きなことを好きな人たちとやっていきます。

ここ数年は、どこかプロダクト(≒アプリ)で何か生み出したいという欲求が強く、手法にこだわっていたなと感じます。これからはより広い表現の方法で、自分だからできるプロデュースを意識してやっていけたらいいなと思っています。

恋愛メディア(モテクル)をちゃんと作り込んで運用したり、リアルの居場所作りをしたり、などなど好きなテーマで。

とはいえ、フリーの身なので時間はかなり自由がききます。

フリーになったからこそご一緒できることや人もたくさんいると思うので、業務委託やスポット、半常駐など対応可能なので、これを機に何かお力になれることあったらぜひご一緒させてください!

(一応備考的に僕のできることを載せておきます)

サービスのコンサルティング(偉そうにすいません...)
・目的に応じたUI/UX改善
・SQLやGoogle Analyticsを用いた分析
・新規事業の立ち上げ、壁打ち
・プロダクト周りのマネジメントやディレクション
☆メディア立ち上げ/運用
・SEOキーワード選定
・リード文や構成等のライティングディレクション
・被リンク,サイテーション施策
・画像のオリジナル化(キャスティング&撮影&編集)
・ライター個人のブランディング相談(権威性向上)
・YoutubeやSNSを使った流入経路の拡大
・Google Analyticsやsearch consoleでの分析
・ライティング内製化のためのマニュアルやフロー構築
インフルエンサーマーケティング
・インフルエンサーを起用したプロモーション施策のプランニング
・起用するインフルエンサーのキャスティング(600人ほど可)
・ YoutubeチャンネルやSNSアカウントの作成/運用
☆イベントの企画やコミュニティの運営
・リアルイベントの企画や集客
・オンラインコミュニティの運営
・その他、発信や執筆など

これ以外にも何か相談ベースでご一緒できることもあると思いますので、
ぜひ、お気軽にランチでもしましょう!

大切なお時間使って、最後までお読みいただきありがとうございました!
これを機に実際に何かご一緒できたりしたらとてもハッピーです!

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