時間(この文章は『「敗者復活1回戦Dに関する批判と絶望」について 六角電波氏に関する告発文』の資料です)

※ この文章は2023/5/28にnoteに公開するために書かれたものであり、当時は公開には到らなかった文書です。一部誤字脱字があったため添削をしていますが、原文はそのままとなっております。

 大喜利の人は、という主語デカめになるのは良くないと思うけど、大喜利の人は今一度時間関係についてちゃんと考え直したほうがいい。自分もすっぽかしたり遅刻したりみたいなことは比較的やっちまうタイプではあるけれど、それにしても社会生活を営みながら大喜利関係の主催をやっていて思うのは、大喜利の人は全般時間にルーズだ。会社勤めをしているけれど、時間関係ダメな人は本当に信用されなくなるから、この肌感覚はつとに感じる。この言葉が届く人に限っては本当に時間に合わせて行動することについて考え直したほうがいい。
 遅刻者が多い。行くのが初めての会場だったり、駅から意外と遠かったり、乗り換えに間違えたりするのは自分もやったことあるから分かる。東京は幾つもの電車が交錯するジャングルだから、初めての土地で分刻みで行動しなければいけない。多分そういうこともあって遅刻が多い。開場して、そろそろ大喜利会を始めるぜ!と思っていても全然ガラガラだったりする。とりあえずルール説明などで時間を稼ぎながらみんなを待っている頃に、ご飯を食べていた人たちがぞろぞろやってくることがある。会場の集中はそっちにいく。もう集金をする時間もない。「適当に座ってくださーい」という僕の声に促されて、何人かが着席する。あれマジで何なの? 複数人顔が浮かぶから、一人や二人ではない。自分は会の雰囲気が悪くなったり、モヤモヤしてその人の大喜利のキレが無くなったりするのが本当に嫌なのでニコニコしているけれど、しばらくたってから「マジであれ何なんだ……」と思ったりする。
 大喜利会の前にみんなでご飯食べよう! 分かる。注文したものがなかなか来ない、遅れちゃう! 分かる。食べ終わったあとみんなでぞろぞろ行こう! かなり分からない。せめて食べ終わった人からすぐダッシュで向かう、とかが僕が思ってた普通だったから、集団でゆっくりギリギリの時間に来たり遅れて来たりするの、ちょっとどうかしたほうがいいと思う。自分が遅刻する人にかなり寛大(遅く来て大喜利やれなかった分だけ、枠が余ったらその人に優先的に入ってもらったりする)なほうだから、別に遅れて大丈夫な会として認識されているのかもしれない。だって仕事とかで早く来たくても来られない人もいるわけだしさあ……という僕のわがままも良くないのかもしれない。それにしてもちょっと遅刻が慣例化してると思う。分かんないけど関西もそうなの? どうなんだ……。
 大会やライブが押すのが当たり前になってるの、端的にやばくない?はすごく思う。自分は時間内に終わらなかったらその会は失敗だと思っていて、昔どうしても時間内に終わりそうもなくて無理矢理対戦時間を削ることになったEOT第2章は未だにトラウマになっていたりする。最初に終演時間と明言したものが5~10分程度ずれたりするのは、読み違えがあったり、そのときの雰囲気や流れ、最後の最後にイレギュラーがあったりしたりしてある程度仕方がない部分はあるかもしれない。区の会議室でやってたりするような比較的身内向けの会で、延びそうだから15分ぐらい延びるかも!みたいな、そういう誤差はあると思う。でも大喜利大会が平気で30分や1時間延びるのは正気の沙汰ではなくない? 参加してる人、それに納得していると本気で思ってる? 多分主催の友達とか、その界隈の人とか、そういう人は許してくれるのかもしれないけれど、僕が参加したそうした会を運営する何人かの主催は別に僕の身内ではないので、やっっっば……と思いながら帰ったり抜けたりしたことを覚えている。
 主催の会がいつも延びる傾向にある人はタイムスケジュールが破綻しているから、皮算用の才能と会の運転の才能がないと思う。タイムキープの才能がないなら、タイムキーパー役を雇う必要がある。それをせずに会が延びるのを繰り返してしまうのは、ちょっとどうにかしたほうがいい。会が盛り上がったからちょっと時間延びたけど成功!は本当に倫理がとち狂っている。会の成功は、会が予告していた時間内に終わったという言葉の上にしか成り立たない。時間内に終えることが主催の最初の仕事だ。現代社会の人間は須く時間の制約の上に生活しているのだから、それを軽んじていいわけがない。

 で! それを踏まえた上でですよ。
 これは既にツイ消ししているもののTwitterという公衆の面前で当てこすられたからnoteという公衆の面前にはっきり書かせてもらうけれど、EOA第1章の募集開始時間と寺田さんと大喜利やるライブの終了時間が被ったことに何の問題があるんだ? 六角電波さんはEOCとは全く関係がない。参加者として出場してもらったことは幾たびもあるけれど、EOCのために働いてもらったことはない。身内ではない。いわば別団体の人なわけだけれど、どうして別の団体の活動に募集時期をずらせと公衆の面前で言えるんだ? 終了時間は自分で明示してあったわけで、つまりはその時間にライブが終わっているのが社会常識のはずだ。時間を開示している以上、時間内に終わらないほうが一方的に悪い。延びて募集時間に被るということは完全にライブ運営の過失だし、そのことをEOCが気にしなければいけないと公衆の面前で言うのは八つ当たりだ。配慮を求めるラインを越えているし、自身の過失を無視している。完全に矛先を間違えている。EOAは僕にとっては特別な大会ではあるけれど、生大喜利全体にとって数ある大会のうちの一つだ。特別な大会じゃない。我々のライブはたくさんのアマチュア大喜利プレーヤーが出演しているし延長する可能性もあるからEOAだけ特別な配慮をしろというのはわがままが過ぎるだろうと、罵詈雑言を吐かれた今は思う。