山下ゴム男が訪れた場所 -第50回 朔太郎忌-

今年は朔太郎の没後80年にあたり、また昭和38年にスタートしてから50回めの朔太郎忌になるそうだ。
🐱
イベント前日にチケットの予約をしようとしたら、

と表示された。
そこで前橋文学館に電話をした。
「キャンセル発生に伴う当日券の発売はないのでしょうか?」
と尋ねると、
「チケットを購入されたいということですか?」
「はい」
「それでしたらこのお電話で大丈夫です」
「ウェブ予約の受付は終了したと書いてあったのですが」
「予約可能です」
🐱
前橋に向かう電車の中で『月に吠える』を読んだ。
地面の底の病気の顔、竹、ありあけ、など昔いつの間にか覚えてしまった数々の詩作品。
あの頃のあの人と僕がのめり込みそうな詩だった。
朔太郎を読んだのはいつ以来だろう。
涙が出た。
あらためて大天才だと思った。
🐱
久しぶりに前橋に来た。

開場20分前に到着してチケットを購入し、すでに3列できている入場待ちの最後尾に立つ。
12:20(予定10分前)に入場させてくれた。

朔太郎のファンというより、第2部(リーディングシアター)で萩原朔太郎を演じる東出昌大さんのファンと思われる人たち(入場待ち列の先頭にいた。)が中央最前列に近い場所を占める。
僕は個人的に絶好の席(↓)を確保できた。

第1部(対談)の松浦寿輝先生を真正面から見る位置だった。
実質的に対談ではなかったが、川島幸希先生と松浦寿輝先生の話はとても面白かった。
第2部はちょっと退屈だったけれど室生犀星役の人はよかった。
北原白秋役の萩原朔美氏(朔太郎の孫 前橋文学館館長)は本音の部分でこの劇をどう見ているのだろうと思っていた。
16:15に前橋文学館副館長の挨拶で終了。
さっそく川島幸希先生のツイッターアカウントをフォローした。
楽しかった。
不要だったのは前橋市長のクソみたいな挨拶くらいだった。



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