山下ゴム男が訪れた場所 -本佐倉城に行ったが佐倉城の御城印は買えなかった。でもそんなことはどうでもいい。亦楽しからずや。-
20211229
東京駅での乗り換えがうまくいってほっとした。移動する帰省客の数と荷物がすごかったので。
今日は休日おでかけパスを利用。
今日の乗り換え予定(往路)。9:27 本庄駅(熱海行き)→11:06(東京駅着) 11:15東京駅(総武線快速 成田空港行き)→12:24(酒々井駅着)
酒々井(しすい)の読み方を忘れてばかりの僕が目指したのは本佐倉城。
行きの田園地帯が静かで辟易した。鼻歌でも歌おうものなら矢が飛んできて射殺されそうな気もち悪さがあった。
到着。
かっこいい。
本佐倉城は戦国時代の千葉氏の居城。
1590年、戦国大名としての千葉氏は、秀吉の小田原攻めにより北条氏とともに滅んだ。
↓は城山。城主の館があった場所。
築城時から滅亡時までここで起きた喜怒哀楽権謀術数生老病死が身にしみてくる気がした。
↓奥ノ山。別名妙見郭。
ここには妙見神社があった。妙見神社は千葉氏の守護神社で、ほとんどの千葉氏の城には妙見神社があるという。
↓城山と奥ノ山を隔てる大堀切。深い。
城山と奥ノ山の両郭間には木橋(推定)がかけられていたとか。
↓奥ノ山から移築された妙見神社。
ところで僕は今『南総里見八犬伝』を読んでいる。
『八犬伝』は勿論紀行ではないが旅心をくすぐる書物で、江戸時代の人々の気もちをくすぐっただけでなく、現代を生きる僕らをも物語の舞台へと誘う。
『八犬伝』の舞台は千葉県だけではないが、千葉が舞台となることは多い。
僕の足が近頃千葉に向かうことが多いのは明らかに『八犬伝』の影響だ。
千葉氏も作中に登場する。
🐱
今月12日に佐倉城に行き本佐倉城の御城印を買った。
今日は本佐倉城に行き佐倉城の御城印を買うつもりだった。
観光案内所等が年末年始休暇に入っていて買えなかったが、そんなことはどうでもいい。
佐倉城に行った日、間違えて本佐倉城の御城印を買わなかったら、今日この城跡に来ることはなかった。
縁だと思う。
もしかすると今日本佐倉城を訪れたことで新たな縁ができるかもしれない。
そんなときはこう言うのだ。
亦楽しからずや。
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