見出し画像

【初心者用】ハンドの組み合わせ数の話【JJ】

みなさんこんにちは!

先日のテキサスホールデムポーカー体験会(トーナーメント形式)に参加していた時、とあるプレイヤーからプリフロップ時のJポケット「JJ」って扱いむずかしいよね~と話しがありました。

画像1

もちろん何をもって「扱いが難しい」かは、人それぞれに考え方があると思います。

ここではおもにポーカーを初めて数か月の方など初心者向けとして、ハンドの組み合わせ数などについて数値化した基礎知識の説明をしたいと思います。そんな組み合わせやハンドレンジやコンボ数など分かっているよ!

という方はほかの戦略系の記事に

画像2


テキサスホールデムの初手2枚のハンド組み合わせ

テキサスホールデムでは最初に自分に配られる2枚のハンドの組み合わせは、AKQT98765432(13枚)と、絵柄♠♥♦♣(4種類)の全52枚のカードの中からランダムに2枚が配られる組み合わせとして求められます。

この組み合わせの数は全部で1,326通りとなります。

画像3

また参考までにフロップで開く3枚のカードの組み合わせ数は、自分に配られたハンドを除いた50枚から3枚を選ぶ組み合わせとなり19,600通りとなります。

なおハンドとフロップの組み合わせともなると1,326×19,600=約2,600万通りとなります。

これにプリフロップのアクションやポジションなどの要素を加味するとポーカーは基本的に一度として同一のシチュエーションがないゲームと言われております。



ハンドのコンボ数について

まずポケットペア(同じ数字のカード)の組み合わせ(コンボ数)ですが、

例「QQ」ポケットペアの組み合わせ(コンボ数)は6通りになります。

画像4


つぎに「AK」などポケットペア以外の特定の組み合わせ(コンボ数)は16通りになります。

例)「AK」

内訳は同じ柄♠♥♦♣(スーテッド)は4通り

柄♠♥♦♣が違う(オフスーテッド)は12通り

合計16通り(16コンボ)となります。

画像5



プリフロップの「JJ」の立ち位置は?

では上記のコンボ数が理解出来たならば、今回の話の本題になりますが、

プリフロップ自分に「JJ」が配られていた時、仮に1対1のヘッズアップで「JJ」が勝率で現状負けてるハンドが「AA」「KK」「QQ」のポケットペアと、

画像6


勝率がほぼ対等(4割以上)に対抗出来る(通称コインフリップとか伝統の対決)2オーバーハンドが「AK」「AQ」「KQ」となります。

画像7

したがって「JJ」に対して対抗ハンドは「AA」6コンボ、「KK」6コンボ、「QQ」6コンボ、「AK」16コンボ、「AQ」16コンボ、「KQ」16コンボ

合計66コンボとなります。※JJの引き分けは除く



プリフロップの「QQ」の立ち位置は?

では自分のハンドが「QQ」だった場合は、現状確率で負けてるハンドが「AA」「KK」のポケットペアと、対抗ハンド「AK」となります。「AA」6コンボ、「KK」6コンボ、「AK」16コンボ
合計28コンボとなります。※QQの引き分けは除く

画像8

このようにあくまでフリフロップヘッズアップ時の対抗ハンドのコンボ数の話ですが、

「JJ」では合計66コンボ、「QQ」では合計28コンボとなります。

この差は大きいですよね。


もちろん「JJ」が弱いハンドではなく状況によってはレイズや3BET(再レイズ)など打てるハンドではありますが、ただ状況やポジションや相手プレイヤーのアクションで4BET5BET打ち返されたりしたら場合によっては降りる事を要検討する事も重要です。

画像9



プリフロップの「KK」の立ち位置は?

参考までに自分のハンドが「KK」だった場合は、確率で現状負けてるハンドが「AA」の6コンボのみになります。

この時もし不幸にも相手から最強ハンド「AA」出てきてしまった場合は、自分の普段の行いを改め徳を積むか、自宅のトイレや玄関を掃除して風水力UPさせるか、霊媒師に除霊をしてもらうか、(写真はイメージです)

画像10



プリフロップの「AK」立ち位置は?

ではみんなが大好き?プレミアハンドの一種「AK」だった場合は、確率で負けてるハンドが「AA」~「22」までのすべてのポケットペアになります

画像11

コンボ数を数えると、「AA」3コンボ、「KK」3コンボ、その他のポケットペアは各6コンボとなり全72コンボとなります。

※「AA」「KK」は自分がAとKを1枚使用している為3コンボになります。

個人的には「JJ」よりも「AK」の方が扱いが難しいかなと思ったり思わなかったりラジバンダリー、、、

画像12


おまけ プリフロップの「22」立ち位置は?**

上記と同じ条件でカウントしてみると、

プリフロップ自分に「22」が配られていた時、仮に1対1のヘッズアップで「22」が勝率で現状負けてるハンドが「AA」~「33」(12種)のすべてのポケットペアと、勝率がほぼ対等(4割以上)に対抗出来る 2オーバーハンド(2を含むコンビネーションは除く)「AK」~「43」(132種)全てとなります。

画像13

画像14

したがって「22」に対して対抗ハンドは2以外のポケットペア全て(12×6=72コンボ)、その他2オーバーハンド(132×16=2,112コンボ)

合計全2,184コンボとなります。※22の引き分けは除く

ですから「22」の場合自分のポジションやテーブル人数やスタック状況や後ろに控えているプレーヤー特性(特徴など)様々な要素を考えてプリフロップに参加するか否かを要検討する必要があります。


少なくとも参加するのであればマルチウェイ(多人数参加)を避け、1対1のヘッズアップの状況持ち込まなければフロップ以降厳しい戦いが想定されます。

画像15



参考までにSnowie PreflopAdvisorの参加推奨レンジ表を貼っておきます。

(9人MAXの場合)

画像16

この表を参照すると「22」はCOカットオフ(後ろに残り3人のポジション)でようやくオープン(レイズイン)との事です。

※ただし自分より前にオープン(レイザー)が居た場合は除く





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?