パワポケ7
生まれて初めてやったギャルゲーがパワポケ7だった。
パワポケ7との出会いは、あれはそう、たぶん小学生5年生くらいの頃だったかな。
なけなしのお小遣いを握りしめて、ゲーム屋に行き買ったのを覚えてる。
このパワポケ7にドハマりしてしまった小学生の僕。
結局、当時から20年以上経った今でも、今までで一番ハマったゲームは?と聞かれたら真っ先にパワポケ7が浮かぶ。それだけ思い入れがあるゲーム。
ということで、今回はパワポケ7についてだらだらと語る回です。
パワポケ7で一番はまったのはサクセスというモード。
高校球児の主人公を操作して、試合や練習を重ねながら、強い選手を育成していくという単純なモードなんだけど、これを永遠とやってた記憶がある。
また、パワポケシリーズの特徴として、野球要素と同じくらい、ヒロイン要素がある。野球の合間に、7人くらい登場する各ヒロインの中から、好きな子とデートしたり、告白したりして特定の子を彼女にすることができる。
いわゆるギャルゲー要素を兼ね備えているのが、パワポケシリーズの特徴だ。
女の子と出会い、デートを重ねて、親密度を上げて、紆余曲折ありながら、彼女になる。
パワポケ7にもギャルゲー要素を兼ね備えているという話は前述の通りであるが、これが良かった。
当時の小学生だった僕少年はもちろんそんなギャルゲーはしたこともなかったし、未知の世界だった。そもそも現実の女の子のことだってそんなに知らないことばかり。そんな時期だった。(30歳近くなった今でもよくわかってないのは内緒。)
そんな未知の世界が広がる、女の子要素は、当時のピュアだった僕少年の心を大きく揺れ動かした。
パワポケ7の表サクセスに登場する彼女候補の女の子は隠しキャラ含めて7人。
それぞれ多種多様な性格、外見で、ストーリーも違う。
当時は攻略本とにらめっこしながら、全員のストーリーを攻略した。
それぞれ彼女候補となる女の子たちには魅力的なエピソードが用意されているんだけど、一番印象に残っているのが倉見春香ちゃんというキャラクター。
まじでかわいい。全てがかわいかった。
一番この子のルートで、ゲームをやっていた。
「ゲームのキャラに恋をする」ということを覚えたきっかけとなったといっても過言ではないかもしれない。
とはいっても、当時の僕少年は、「恋」というものをまだ知らないピュアな少年だったのでそこまで考えてはいなかったかもしれないが。
パワポケ7にはまったもう一つの要因が「しあわせ草バグ」。
パワポケ7を語る上で無視してはいけないのがこの「しあわせ草バグ」。
これは、サクセスで使える「しあわせ草」というアイテムを使ったバグ技。
バグの概要を簡単に説明すると、しあわせ草を使うことでサクセスを何回でも強くてニューゲームができてしまうという技。
つまり、サクセスでは決まった期間の中で選手を育成しなくてはいけない。
だから、かなり効率的に練習や試合をしないと、強い選手は作れず、ゲームが終わってしまう。
でも、しあわせ草バグを使うと、一回育成が終わった選手の能力を引き継いで、そのまま新しくはじめから育成をできるようになる。
何回でもできるので、時間さえあれば、いくらでも強い選手を作ることができる。
もちろん、この操作は正規の手順ではない。あくまでバグ技だ。
この強くてニューゲーム制度も、やり込み続けるだけの要素となったのは間違いない。
強い選手をひたすら作り続けるのがとても楽しかった。
子供とは単純なのだ。
今では、ゲームにバグなんて見つかれば、瞬く間に拡散され、ゲーム会社がバッシングを受けることにもなりかねないし、そもそもすぐ修正パッチなどが配布されて修正される。
当時はそんな修正がすぐに配布されるような時代でもなかったから、バグは放置されてた。
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