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【仮想ドラフト】ヨソドラ2021を終えて

皆様いつもお世話になっております。やまのげんしです。
この度、ARAさん主催の「ヨソドラ2021」にオリックス陣営サポーターとして参加させていただきました。

まず最初に、この度企画頂いたARAさんはじめ各運営陣の皆様、各12球団陣営の皆様、私を誘っていただいたシュバルベさんとオリックス陣営、そしてこの企画を楽しみされているすべてのドラフトファンの皆様に感謝を申し上げます。皆様の多大な熱量と労力のおかげで企画は大成功したと思います。

このnoteでは、仮想ドラフト初参加の私の感想を記しておこうと思います。

企画概要 

さて、ヨソドラとは?ARAさんのnoteのリンクです。

(ARAさんのnoteより抜粋)

普段至る所で開催されている仮想ドラフトとの違いは、理想をゴールとしない点です。
具体的には、仮想ドラフトのように一種の提案をするのではなく、実在球団なら○○のようにするだろう、といった予想に根拠をつけ、それを基に実際と同じ方式で予想を立てながらドラフトを行います。
つまりその結果を見て頂き、「ご自身の予想との差異」及び「実際のドラフトとの差」辺りを楽しんでいただくのが開催の意義になっています。

つまり、有望な選手が残った状態で指名が回ってきても安易に取りにいかず、補強ポイントに沿っているか、球団の過去の指名実績から実際の指名が予想されるか等々、指名の前に入念な検討が必要になります。

ここがヨソドラの面白いところで、「あの球団は左腕ばかり集めている」「〇〇大学といえばあの球団」「あの球団は毎年こういう”枠”がある」「あの球団はこういうタイプの選手が好き」等々、ニッチな考察が必要になってきます。

企画当日までの準備

オリックス陣営のシュバルベさんからお誘いいただいたのが、最初の指名がある10/06の約一か月前になる09/02頃。約一か月かけて準備したのですが、主にやっていたことは

シートの作成(編成表・直近の指名情報・スカウト陣表)
視察情報の確認(各選手へのコメントや入団テスト記事)
指名カテゴリの優先順位の整理

この三つです。
とりわけシートの作成・編成表の情報の量がすさまじく、まとめていただいた皆様には頭が下がりっぱなしでした。ありがとうございます。

指名の構想については去年に比べて視察情報とコメントがあまりに少なかったようで、陣営内で何を軸に考えればいいのか途方に暮れていました。

それでも補強ポイントとドラフト候補から指名プランを練り上げたのは歴戦のドラフト有識者たちの実力だと思います。

指名中の動き

※ここでは指名の理由等々、核心と詳細は省きます。
詳しくはシュバルベさんのnoteを是非ご覧ください!↓↓

・入札
ARAさんにより締め切り一時間前にして某選手に7球団競合しているという事実が通達されました。今回オリックス陣営は競合へ向けて腹をくくります。この時点では結果がでるまで外れ一位は協議せず。

・競合、そして外れ一位以降の入札
競合外れた時点から会議開始。今回は補強ポイントからすぐに決まり、単独指名ができたのですんなり通ります。この時点で全体の指名の優先度の確認と2位・3位の確認を行います。

・ウエーバー(上位)
指名予定の選手が直前に指名されるという困ったことも当然おきます。今回はウエーバーが一番最後で指名が折り返して連続するという立場なので長考しました。ここでは補強Pに沿った、今年の候補の中では希少価値が高く替えが効かない選手を選択されがちです。指名選手の優先順位は比較的簡単につきます。

・ウエーバー(下位)
ウエーバー上位の指名によるズレを是正する指名が目立つ印象です。特に上位3人を投手指名した球団はなかなか大変そうでした。この順位以下では候補の評価がほぼ横一線で、かなり迷いました。育成までふくめてプランを練り直し、リストの中から絞り出して考えていました。個人的に今回の仮想ドラフトを経験して、4~6位の指名が一番難しくセンスが問われると思いました。

・育成指名
ここは完全に好み。オリックスの場合は三軍の運用を考慮する必要があるため、指名プランは明確にして3順までしっかり指名しました。

仮想ドラフトを終えて感じたこと

以下の点です。

・すべての指名に理由があり、「適正順位」「高掴み」は存在しないこと

・下位指名以降の評価は横一線で、4位と指名漏れまでは微々たる差しかないこと

・実際のドラフトは補強ポイント以上に選手の魅力を重視するであろうこと

今回では4位の指名を決めているとき、候補がかなり上がりました。そこで名前の挙がった選手のうち、何名かは最後まで残っていたにも関わら名前があがらす、指名漏れとなりました。

ほんの少しの要素、我々の「カン」に相当する領域で指名される・されないが判断されるのだなとわかり、改めて「指名確実」は毎年一握りなのだなと実感しました。このボーダーは本当に厳しいです。

そして、私たちが候補選手を見ていて得られる情報はメディアを通した表向きのものしかなく、やはり実際間近でみているスカウトの目利き・経験にはかなわないだろうな。という事をあらためて実感しました。


・・・

さて、本日はドラフト当日になります。我々の予想がどれくらいあっているのか、その部分の楽しみもあり例年以上にドキドキしています。

それでは答え合わせまで。読んでいただいてありがとうございました!

文・やまのげんし

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