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チバユウスケ ディスコグラフィ―

ウィキペディアの不完全っぷりに加え、ミッシェル時代のファンサイトがほとんど閉鎖した状況のため、チバユウスケが客演等で参加した音源をまとめました。
それでも全てではない可能性があるため漏れ等あればぜひ情報提供して頂けると大変ありがたいです。
(Boogie様情報提供ありがとうございました!)

 なお、thee michelle gun elephant、ROSSO、The Birthday、The Golden Wet Fingers、SNAKE ON THE BEACH名義の音源については省略。

※2023.12.10追記
2023年11月26日、同年4月に公表されて以来闘病中だったチバユウスケは食道ガンにより逝去しました。大変不本意ではありますが、本記事の更新自体はこの日をもって更新終了となります。
上記以外の客演にも多数参加していたチバユウスケのことをもっと知っていただくためにこの記事を作成しました。
引き続き情報提供頂ければ加筆訂正等を行う予定です。記事作成者の私が幼少期より愛してやまなかったチバユウスケが残した素晴らしい音楽を、もっと多くの方に触れて頂けると嬉しいです。

2024.1.9追記
イジワルケイの項を更新。


・1999.9.23 Various Artists「Shot The Pink Gun」(album)

カネコアツシの漫画「BAMBi」の架空のサウンドトラックとして制作された企画オムニバス。その主題歌(?)を担当するThe BAMBiのボーカル(クレジットはScreaming)として、表題曲のM9"Shot The Pink Gun"に参加。
他のメンバーは同じくミッシェル(当時)からクハラカズユキ(Dr)、Rosalie Goesからキタハラセイジ(Screaming)、マエダリョウジ(Gt)、オオタヤスハル(Wood Bass)。
この漫画は単行本1巻の帯にチバユウスケがコメントを寄せており、オリジナル版は絶版となったが"remodeled"と称した新装版が2014年に刊行されている。

ちなみに第2弾CD「One Shot One Kill」のラストを飾るザ・ぱんぴを上記のThe BAMBiと混同しているサイトも少なくないが、正確には甲本ヒロトとキタハラセイジによるユニット。
また同CDの表題曲を担当したギャバキングスにはベースとしてウエノコウジが参加している。

・2000.12.16 PEALOUT「touch and go」(single)

表題曲のM1"touch and go"にゲストボーカルとして参加。
同バンドのベスト盤「1994-2005」にも収録。

・2001.2.16 BULLSHIT「ローレン」(single)

表題曲"ローレン"のプロデュースをチバが担当。
同バンドのアルバム「BAD WAVE INFORMATION」にも収録。

・2001.12.12 東京スカパラダイスオーケストラ「カナリヤ鳴く空」(single)

表題曲"カナリヤ鳴く空"にボーカルとして参加。
アルバム「Stompin' On DOWN BEAT ALLEY」および「BEST OF TOKYO SKA 1998-2007」以降のベスト盤にも収録されているほか、DVD化された2002年の横浜アリーナ公演(「DOWN BEAT ARENA」)、「トーキョースカジャンボリー2016.8.6」などスカパラのライブに時折ゲスト出演して同曲を歌っている。またミニアルバム「JUNK or JEM」の初回盤に付属したBlu-rayにもチバがゲスト参加しており、この映像が生前最後にリリースされた作品となった。

・2002.1.30 BUGY CRAXONE「This is NEW SUNRISE」(mini album)

M2"人と光"にゲストボーカルとして参加。7インチ盤でシングルカットもされている。

・2002.2.21 Various Artists「KINKY BOOT~TRIBUTE TO THE KINKS」(album)

M2"All Day And All Of The Night"にチバユウスケ with MURDERとして参加。アルバムタイトルの通りThe Kinksのカバー。
ちなみにMURDERとはザ・コレクターズの古市コータローが当時ソロプロジェクトのために率いていたバンド。

・2002.4.24 Various Artists「LET'S GET TOGETHER~TRIBUTE TO THE RYDERS」(album)

M2"NEW RISE"、M11"PARADISE"にTAXI DRIVERSのボーカルとして参加。タイトル通りどちらもTHE RYDERSのカバー。
他のメンバーはクハラカズユキ(Dr)、KEMURI(当時)の南英紀(Gt)、津田紀昭(Ba)。

・2002.6.1 Rockin' Ichiro And Boogie Woogie Swing Boys「Fallen Leaves」(single)

M2"Thank you for R&R music (DX Party ver.)"にゲストコーラスとして参加。
あまり知られてないのか、このシングルにチバが参加しているという情報をほとんど見かけない。ただしブックレットにはしっかりとクレジットされている。

・2002.10.30 イジワルケイオールスターズ「黒イジワルケイ」(album)

M1"Say Good Bye (黒バージョン)"にボーカルとして参加。

・2002.11.27 イジワルケイオールスターズ「赤イジワルケイ」(album)

M1"Say Good Bye (赤バージョン)"にボーカルとして参加。
黒バージョンと赤バージョンの違いについて、聴き比べたが大きく変わった部分は無かったため恐らくMix違いだと思われる。

・2003.5.28 CLASSIC CHIMES「FISHISM」(album)

M5"Down Down Down"にゲストボーカルとして参加。
ちなみにこの曲はTom Waitsのカバー。

・2003.12.8 the 原爆オナニーズ「PRIMAL ROCK THERAPY」(album)

M9"ELECTED"、M12"PRIMAL ROCK THERAPY"にゲストコーラスとして参加。なおM9はAlice Cooperのカバー。M12はクハラカズユキもコーラスに参加。
当時の原爆にはHi-STANDARD、BBQ CHICKENSの横山健が在籍しており、同年リリースの前作「FIVE LIVE the 原爆オナニーズ」に続いて全曲でギターを弾いている。

・2004.3.17 Various Artists「A.I COMPANY 〜Tribute to NEW ROTE'KA〜」(album)

SHIGERU FOREVERとしてDisc2・M2"旅に出よう"に参加。もちろんニューロティカのカバーで、演奏はアツシを除くニューロティカの当時のメンバーが担当している。

・2004.4.21 RAVEN「限りなく赤に近い黒」(album)

照井利幸のソロプロジェクト第3弾。チバはM5、M6を除く全曲でボーカル及びギター、ブルースハープなどを担当している。
M4"Cherry Bon Bon"のPVにはレコーディング時と異なりイマイアキノブ(Gt)、サトウミノル(Dr)が出演し、そのまま第2期ROSSOとなる。

・2004.7.7 勝手にしやがれ「ロミオ」(single)

M3"ロミオ"(表題曲のバージョン違い)に「勝手にしやがれ+チバユウスケ」としてゲストボーカルで参加。
ベスト盤「シルバー&ゴールド〜ゴールド 2004-2010」にも収録。

・2005.10.5 THE MIDWEST VIKINGS 「VAMOS TOKYO」(single)

覆面バンドだが、ボーカルがチバ、ドラムがクハラカズユキ、ベースがヤス(ROBIN)、ギターが浜辺シゲキ(Rockin' Ichiro And Boogie Woogie Swing Boys)だと思われる。
3曲全てがチバがこよなく愛するFC東京の応援ソングであり、M3"You'll Never Walk Alone"はGerry & The Pacemakersがカバーし世界的に有名となったクラシックナンバーで、現在ではリヴァプールFCが使用したのを機にサポーターの間でお馴染みのアンセムとして親しまれている。

・2005.12.21 信近エリ「nobuchikaeri」(album)

M3"SING A SONG"の作詞を担当。
恥ずかしながら音源未入手なのだが、提供した歌詞自体は詩集「ビート」に掲載されている。

・2006.4.19 Midnight Bankrobbers「冬のピノキオ」(album)

ROSSOの活動休止後、イマイアキノブと結成したユニットの1stアルバム。インストが半分近くを占めており、全体的にサウンドトラックのような作品。
M8"BABY HONEY BEE"はThe Golden Wet Fingersでセルフカバーしており、映画「赤い季節」で演奏シーンを観ることができる。

・2006.6.5 THE LOVE GROCER「Across The Valley」(album)

M6(海外盤ではM7)"Snowdrops"にゲストボーカルとして参加。
ちなみに本作は3枚目で国内盤はTRIPPIN' ELEPHANT RECORDSからリリース。前2作は同じくトリッピンから日本限定の編集盤「THE LOVE GROCER」としてリリースしており、チバが帯の推薦コメントを寄せている。

・2006.11.22 Various Artists「TRIP IN HARDCORE」(album)

Midnight BankrobbersとしてM4"心臓"に参加。
後のSNAKE ON THE BEACHを予感させるデジタルな実験的ナンバー。
2007年に行われた「TRIP IN HARDCORE」レコ発ツアーにて演奏している。

・2006.12.28 Star Casino「Stroll around the world」(single)

ROSSO時代に数曲のリミックスを手掛けていた大沢伸一とのユニット。
これも後のSOBを予感させるが、リリースは配信限定だったこの1曲のみとなっている。

・2007.5.23 DUMB「TRIBUTE TO THE RAMONES」(album)

M10"The KKK Took My Baby Away"、M24"I
Wanna Be Sedated"(2テイクあるため注意!)にゲストボーカルとして参加。
DUMBはTHE RYDERSの大野氏を中心としたRAMONESのカバープロジェクトで、この2曲も勿論RAMONESのカバー。

・2007.7.4 Toshiyuki Goto「No Illusion」(album)

Disc1・M2"Walking On The Moon [Dub Version]"にゲストボーカルとして参加。
ちなみに同曲はThe Policeのカバー。

・2007.7.25 Various Artists「酔いどれ詩人になるまえに」(album)

Midnight BankrobbersとしてM13"帰り道"に参加。
本作でしか聴けない曲だが、特に近年のライブでは頻繁に演奏されている。
なおこのアルバムはチャールズ・ブコウスキー「勝手に生きろ!」の映画化を記念して作られたものだが、全体的にブコウスキー作品との関連性が感じられない……(汗)。

・2007.9.26 PUFFY「honeycreeper」(album)

M3"君とオートバイ"、M13"アイランド"の作詞・作曲を担当。
また"君とオートバイ"では中村達也、NAOKI(SA)等が参加。"アイランド"ではチバがバックコーラスも担当している。
※"君とオートバイ"はアイドルグループThe Grateful a MogAAAzがミニアルバム「BLUE WIND」にてカバー。同グループの運営・プロデューサーを担当する木下氏はミッシェル時代よりチバと交流のあったMonster's a go go'sのメンバーで、姉貴分グループのめろん畑a go goはサイコビリー・ガレージの色が特に強い随一のアイドルグループ。

・2009.1.14 Disoscillators「LAST ROCKERS」(album)

M2 "Kick Out The Jams"にゲストボーカルとして参加。
Disoscillatorsはロンドンナイトのkatchin'によるプロジェクトで、同曲はMC5のカバー。

・2009.7.29 PUFFY「誰かが」(single)

表題曲M1"誰かが"の作詞・作曲を担当。ベスト盤「15」「非脱力派宣言」にも収録。
後にThe Birthdayとしてトリビュート盤「PUFFY COVERS」にてセルフカバーしており(後に編集盤「WATCH YOUR BLINDSIDE 2」にも収録)、その後もライブで時々演奏している。

・2009.9.30 藤井フミヤ「F's シネマ」(album)

M5"カラスの冷めたスープ"の作詞を担当。また作曲はThe Birthdayが担当している。
後にThe Birthdayとしてセルフカバーしており、シングル「ディグゼロ」のカップリングに収録されている。

・2010.6.23 Q;indivi+「ACACIA;」(album)

M2"ACACIA;"にゲストボーカルとして参加。

・2012.6.6 Various Artists「dip tribute~9faces~」(album)

dipのトリビュート盤。チバはdip JAPANのボーカルとしてM8"FASTER FASTER"に参加。
他のメンバーはそのdipでギターボーカルを務めるヤマジカズヒデ(Gt)、TOKIE(Ba)、クハラカズユキ(Dr)。

・2012.6.20 渋沢葉「せきららら」(mini album)

M2"世俗的狡智"、M3"ベートーベン"のプロデュースを担当。またM2ではギター、M3ではブルースハープとコーラスで演奏に参加している。
さらにこの2曲にはイマイアキノブもギターで参加している。

・2012.8.22 Various Artists「I'M FLASH!」(album)

「青い春」などで有名な豊田利晃監督の同名映画のサウンドトラック。
チバはI'M FLASH! BANDのボーカルとして主題歌のM18"I'M FLASH!"に参加。ちなみにこの曲はザ・ロケッツ(シーナ&ザ・ロケッツのシーナを除いた編成)のカバー。
またI'M FLASH! BANDの他のメンバーはヤマジカズヒデ(Gt)、KenKen(Ba)、中村達也(Dr)。

・2013.10.23 斉藤和義「和義」(album)

M2"恋のサングラス"に参加。
The BirthdayとMANNISH BOYSによる「WEEKEND LOVERS」ツアーを経て実現したコラボレーション。

・2014.10.1 THE PRIVATES「Les beat」(album)

Disc2・M10"WANG DANG DOODLE"にブルースハープ、バッキングボーカルとして参加。
この曲はHowlin' Wolfのカバー。

・2015.11.4 イマイアキノブ「暢気楼」(album)

M3"マブシイ"にブルースハープで参加。
また近年のMidnight Bankrobbersのライブでは"マブシイ"以外にも同アルバムから"風のゆくえ"、"リンゴの気持ち"等が頻繁に演奏されている。
ちなみにドラムはサトウミノルが担当しており、チバとの共演は第2期ROSSO以来。

・2018.10.10 Ken Yokoyama「Songs Of The Living Dead」(album)

M13"Brand New Cadillac"(Vince Taylorのカバー)にボーカル、ブルースハープで参加。
本作に至るまでの数年間で急激に距離を縮めた印象のある2人だが、先述の通り横山健とはthe 原爆オナニーズのレコーディングで既に共演を果たしている。またKen Bandの南英紀とも既にTAXI DRIVERSで共演済。

・2019.10.16 怒髪天「怒髪天」(single)

1stアルバムと同名だが、こちらは35周年記念シングルのため混同注意。
怒髪天の"オトナノススメ"を豪華ゲストでカバーしたM3"オトナノススメ~35th 愛されSP"にチバがボーカルとして参加。またレコーディングにウエノコウジ、クハラカズユキも参加している。

・2019.11.20 東京スカパラダイスオーケストラ「ツギハギカラフル」(album)

Disc2・M1"¡Dale Dale! ~ダレ・ダレ!~"にゲストボーカルとして参加。
メンバーの川上つよしとはFC東京のサポーター仲間であり、PVでは普段なかなか見られない満面の笑みで佇む穏やかなチバを拝むことができる。

・2019.11.30 Midnight Bankrobbers「MIDNIGHT BANKROBBERS EP」(mini album)

「冬のピノキオ」以来13年ぶりとなるMidnight Bankrobbersの単独音源。
今まで紹介したものは基本的にチバがボーカルを担当したものばかりだが、本作は全5曲中3曲をイマイアキノブがメインボーカルを務めており、チバが演奏に専念しているという異色作。
しかしROSSOから続く2人の関係性と、イマイのThe Birthday脱退・ソロ専念をチバが断腸の思いで了承した経緯を考えると非常に感慨深い1枚になっている。

・2021.3. マキシマム ザ ホルモン「ESSENTIALS」(???)

オリジナルマスクと特典CDを同梱したアイテム。
某森永のお菓子のように、同アイテムに一定の確率で当たる"金の亮くん×1"or "銀の亮くん×3"を集めて応募するとチバが"祟り君"をカバーした"ゴールドディスク"が貰えるキャンペーンを開催していた。

上記CDは抽選で配布されるアイテムのため現在では入手困難だが、後にリリースされた映像作品「Dhura VS Dhura」に歌唱映像付きで収録されている。
DVDを購入し、チバが歌う"祟り君"の映像を視聴するにはミニゲーム「FUTOSHIスケイプ」をクリアする必要があるが比較的容易に攻略可能なため、"マキシマム ザ ホルモンは詳しくないがチバの歌が聴きたい"というファンはわざわざCDを探そうとするより「Dhura VS Dhura」を購入した方がベターだと思われる。

・2021.9.15 TRI4TH「GIFT」(album)

M1"LET JERRY ROLL"にボーカルとして参加。
MVも制作されている。
残念ながらチバユウスケ個人のソロ客演音源としてはこれが最後のものとなった。

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