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マンドリン弾きが眠るとき

趣味が高じて銀座本店内にマンドリン売り場を立ち上げることになり、早2年が経ちました。マンドリン弾きのtre-pick(トレピック)です。弾くだけではなく、今では販売したりもするようになったせいか、以前とは違った目線でマンドリンを眺めるようになりました。演奏活動も続けていることから、寝ているとき以外は常にマンドリンに関わっている今日この頃です。
ほぼ半世紀のマンドリン経験から見た、独断と偏見に満ちたマンドリンという楽器について、演奏や練習にまつわるいろんなお話や薀蓄をお話していければと思います。

日本でマンドリンと言えば一般的には明大のマンドリンクラブ&古賀政男&演歌歌謡曲伴奏というイメージでしょうか?
明大にかぎらず、学校のマンドリンクラブでの活動は盛んでそのOBも含めて日本のマンドリン人口は押しも押されぬ世界No1.なのです。
発祥国イタリアをを大きく引き離しています。
こんなに盛んなマンドリンですが、その認知度はハーモニカ、リコーダー、オカリナの10%程度といっても過言ではありません!
部活でしか触れることのできない囲われた楽器「マンドリン」! 
故に一般的にアマチュアマンドリン弾きが語るのは、部活経験者同士でしか通じ合えない狭―い世界のあるある話やマンドリン関係者にしか分からないマンドリン音楽のオタク話。学校単位の部活動が圧倒的に多いことから生まれる派閥意識!部活だからおのずと演奏形態は合奏(団体)となることからくる、群れる習慣。(独断&偏見炸裂!)ギターのような孤独?な、独奏楽器としての取り扱いがされにくいという特性。
これが日本の現在のマンドリン業界の特徴。(何という言い切り!)
これはおそらく昭和期に作られた業界特性と言えるのではないかなと思います。
(マンドリンが日本に入ってきた明治時代は「一家に一台マンドリン」というような親しまれ方でした。)

第1回目として、あまり多くを語るのは得策ではありませんので、このへんで終わりといたします。
マンドリンという楽器を純粋な目で見つめ直す、自分としての改心?の気持ちも込めて今後もこんな感じで、とりとめもなく綴ってまいります。よろしくお願いします。

(tre-pick)