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猫考察352

山猫軒の 創設理由は猫の轢死を少しでも減らす事です
居なくなった猫を探し出し飼い主さんの元に戻す事です 
震災で沢山の人達が亡くなった そして身元不明どころか
未だに遺体が見つからない方も千人以上います
あの頃ご遺体があっただけマシ 心からあっただけ本当に良かったと自分の家族が見つからないのに喜んであげられる人達が そこに居た 自分は見た 知った

猫を野猫では無く伴侶動物として飼っている人たちに あの思いをして欲しくない 突然の悲しみをして欲しくないんだ
探偵の許可を取って人を探す探偵もあるけど それは昔からやっている所が沢山あるし それ以外の探偵仕事もある
自分は 猫を選んだ 余りにも狭い世界 商売になるかも未だにわかんない それでも依頼はくる やる意味はある
価値は自分で付ける物では無いので 山猫軒の価値はわからない 
でも 存在してても良いとは思える様になってきた
頭を下げてお願いしますと言われたら 断れ無い
断る理由は飼い猫かどうかだけだ 人にまかせる様な人の猫は自分は探せない
家族として暮らしている猫ならば探すし歩くし頭も使う
それしか出来ないのだから
 
ある意味悲しみの代行でもある お前が探せなかったからだと言われるのは 覚悟している
心から無事に怪我もなく帰って戻ってくる事を願うけど
相手は隠れるのが得意で耳も鼻も五感が全て自分より勝る動物が相手だ だから立ち向かえる 捕まえる時本気でかかってくる 噛まれたら指ならば粉砕骨折する位わけもない
犬より噛む力が強いから そしてあの柔軟な瞬発力を持つ前足や後ろ足の爪 だから 生き残って来たんだし これからも生き残って行くだろう
心配している家族が居るけど 仕事や怪我や方法がわからない その為にお金を払って他人に任せるのだ
その思いを背負わなければ やっていけない 続けられない
汗をかいた分がお金になるべきだ それが仕事だから
理不尽で突然のサヨナラだけはして欲しくないんだ
では又

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