宮本常一からビームスへ

[ビームス]は日本を代表するセレクトショップです。
その[ビームス]と周防大島が組んだ特産品づくり、久賀や小松の商店街活性化をわたしは提案しています。

どうして[ビームス]が周防大島に?
と思う方もいらっしゃると思います。
宮本常一先生とのご縁、というと???となるかもしれません。

宮本常一先生に武蔵野美大で学んだ弟子に、久野恵一さんがいらっしやいます。久野さんは後に日本民藝館で柳宗理に学び、「手仕事フォーラム」を主催します。
久野さんに十年ほど前ですが周防大島郷土大学で講義をお願いした時に同行されたのが、その頃[ビームス]のフェニカというライフスタイルのブランドでバイヤーをつとめていた鈴木さんでした。
[ビームス]は三年前に新宿に[ビームス・ジャパン]というブランドとショップを立ち上げました。
世界から日本にファッションを紹介してきた[ビームス]が、これからは日本のいいものを世界に発信していこう、という目的です。[ビームス]の創業者で現在の社長の設楽洋さんを動かしたのは、鈴木さんの熱意と久野さん、宮本常一先生からつながる日本のものづくりの流れでした。
[ビームス・ジャパン]は新宿、京都と着実にショップを増やして展開しています。

わたしは原宿の[ビームス]本社に鈴木さんを訪ね、周防大島での特産品づくりを打診しました。鈴木さんは快諾されました。
行政として予算をつけて関わってほしい、というのが[ビームス]からの希望です。

鈴木さんには昨年、ご多忙な中を郷土大学の講義にいらしていただきました。その時に集まった周防大島の若手の方々の熱気には圧倒されました。
その場で参加者の方から出された
「商店街の活性化をビームスでプロデュースすることはできないか?」
という質問に、鈴木さんは「やりましょう」と即答され、翌日久賀の商店街を歩き、具体的なプランをわたしにお話しされました。

宮本常一先生がつないだ[ビームス]プロデュースの特産品と商店街づくり、進めていきましょう。

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