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バックギャモン・シュエットの楽しみ方

この度私が主催するねこまどギャモン部にてシュエットを行うことになりました。しかし、バックギャモンのルールを知っていてもシュエットのやり方を知っているひとはそう多くないのではないでしょうか。
そのため今回はシュエットの進め方、楽しみ方について書いていきたいと思います。

まずはその魅力から。

シュエットは
 複数人でプレイできる

 他プレイヤーと相談しながらプレイすることで棋力アップに繋がる

という普段のバックギャモンでは体験できないことが可能です。
ですが、複数人集まらないとプレイ出来ないことやルールを知らない方が多いという側面があり、ポイントマッチが主流の日本では大々的に行われていない現状です。
ですが海外のオープンやプライベートマッチなどではフレンドリーな状況に限定して盛んに行われており、バックギャモンに携わるのであれば知っておいて損はないと思います。

基本的な流れ

 アンリミテッドマッチ、クロックはありません。
 獲得したポイントの多寡で優劣を競います。
 キューブの説明をするとややこしくなるため後述します。
 今回はA、B、C、D、Eさんの5名でプレイします。

まず、ダイスロールの出目の大きい順などで親と子を決めます。
親と、子の出目の大きい方が最初にプレイします。


親が勝てば、親はプレイ継続。子は次の方に代わります。
負けた子は最後尾に回ります。

親が勝ったパターン

子が勝った場合は、親を引き継いでプレイ続行します。
負けた親は最後尾になります。


子が勝ったパターン

これがメインの流れです。
ここから先はキューブが絡むため複雑になります。

ダブリングキューブのアクション後

期初の状態です

ここからがシュエットの複雑なところです。

親からのダブル

親の局面が有利になり、ダブリングキューブを提示します。


その場合は、子の数の分だけ!ダブリングキューブを提示します。
特定の誰かだけにキューブを提示することはできません。

全員パスしたら、Bの対局は終了し次のプレイへ移行。親のAと子のCの対局が始まります。 
BとCがテイクした場合はB、Cだけが参加しプレイ続行です。
その場合はB、C間でのみプレイの相談が可能です。
相談しながらプレイできる。これがシュエットの醍醐味の一つです。
BとCがパスし、DとEがテイクした場合は、順位の高いDが仮代表となりプレイを続行します。

AがDEとのマッチに勝った場合は、負けたのはBとみなされ最後尾に回りCとの対局がスタートします。

Aが負けた場合はBが勝ちとみなされ親はBとなります。


この辺がシュエットの難しいところです。

子からのダブル

子からのダブルも複雑です。
まずは、プレイ中にDが局面に有利を感じキューブを提示した場合。

親のAがテイクすればそのままAとBのプレイ続行。
キューブのやりとりはAとDの間だけになります。
よってAはDに対し4倍を返す権利を得ます。
Dのみがキューブを打っている状況ではBと相談プレイをすることはできません。
相談プレイが出来るようになる条件は、あくまでプレイ中の子がキューブを打ち他プレイヤーが呼応した場合のみになります。
しかしそのまま進行しAがキューブを打つ際は他プレイヤーには2倍、Dのみ4倍となります。親のAがDだけにキューブアクションを行うということはできず、キューブアクションする際は必ず全員に提示します。
ですがこのようなシチュエーションは稀で、親と子の一名だけでキューブアクションをやりとりすることは少ないです。誰から見てもキューブになる、という局面が多いためです。
親のAがパスした場合はDのみが得点を獲得し、プレイは続行します。

プレイ中のBとプレイ外のDがダブル

プレイ中のBが局面に有利を感じキューブを提示します。
それに呼応しDもキューブを提示します。
Aが全てテイクした場合は、対局続行です。
Bだけテイクして、Dはパスするということはできません。必ずすべての方に対しテイクかパスです。
テイクとなった場合、BはDとのみプレイの相談が可能です。
その後局面が進み、CもEもキューブを提示することは可能です。
テイクパスの判断はAによります。

AがBDのキューブにパスした際は、通常通り負けとなりAは最後尾に回ります。

と、ここまでアルコールを摂取しながら記載しているのですがわけわかんなくなってきましたw
実際にシュエットをやろう!となった際はその場の有識者にルールを説明してもらいながらプレイしていけばいいと思います。
ギャモンのルールを知っていさえすれば適応できると思いますし、きっと楽しいはずです!

僕がねこまどギャモン部でシュエットをやりたい理由は、初中級者の方が来ていただくことが多い例会のためシュエットに合同で参加し上級者の考え方をダイレクトに伝えたいからです。
やっぱり、人とのコミュニケーションを経て棋力向上に繋がる部分があると思うので。

もしルールに異議があったらご連絡ください。
修正します!

では、以上となります!
ここまで読んでいただきありがとうございました!


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