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俺とバスケットボール ~後編~

※本記事は某所のアドベントカレンダー企画の為に書かれた記事です。

自己紹介

みなさんこんにちは、Yamanbaです。記事の投稿が遅れてしまい、大変申し訳ありませんでした。
 現在22歳です。小中9年間バスケットをプレーしていました。ご縁があり、18歳の時から新潟市の男子のミニバスケットボール(以下ミニバス)チームで2人のメインコーチの下で、アシスタントコーチとしてコーチと審判をやらせてもらっています。

審判とコーチの登録証。
全国の審判・コーチが公益財団法人日本バスケットボール協会のもとで一括管理されている。
もう少し痩せろ。

 12月に他市に住民票を移したため、今年度いっぱいでコーチ審判共に今のチームでの活動を終了します。気持ちの踏ん切りをつけるのもかねて、この記事を書いています。

この記事では、ルールに基づいて試合を裁く「審判」に視点を置き、

・ミニバスの審判とトップリーグの審判の違い
・審判としての心構え

等々、少し深堀して語っていければと思います。
 バスケの細かいことなんてわからないよ~という方にも、難しい言葉はなるべく控えて書いておりますので、ご安心ください。

ミニバスの審判とトップリーグの審判の違い

この項目は、以下の動画を参照に進めていきます。動画と記事の二窓を強く推奨いたします。動画内の時間に合わせて各項目を説明していきたいと思います。

0:14 ミーティング

 日本のトップリーグ(Bリーグ・WJBL)では、審判を担当するチームのプレーの傾向を前もって分析します。セットアップのプレーや各選手の動きなど、情報を準備をしておくことで、幅広い対応をすることができます。
 ミニバスの県大会レベルまでいくと、映像を見て準備することはあると思います。市予選などではあまりそういった準備しません。

0:31 会場入り

 12時20分に会場入りしていますね。試合開始は15時です。2時間40分も時間があります。後々出てくる準備体操やコートのチェックなどがあります。
 ミニバスではこんなに早く入らないでしょう。どんなに早くても1時間半前くらいだと思います。

0:40 コートインスペクション

 試合の70分前に一旦コートに入り、機材・設備の動作確認やラインがルール通りであるかのチェックをします。トップリーグの試合であれば、会場には多くのお客さんがいます。歓声や音楽でブザー音や笛の音が消えてしまわないように確認したりします。
 また、会場の体育館には普段からコートのラインがない場合があります。その時は、手作業で貼っていくので、多少の誤差やずれが発生します。そういったものを確認・修正するのも審判の仕事です。
 ミニバスでは、小学校の体育館にはラインは常備されていますので、それの確認は不要です。公共の体育館を使用する場合、大体は大会運営が準備するので、そういった間違いは発生しないと思われます。
 試合開始前にコートを歩き、「コートから見える景色はどんな感じかな~」とか「このラインは見えづらいから注意しなきゃな~」といったことは確認することがありますね。

1:18 ミーティング&ウォーミングアップ(試合前)

 ケガの予防であったり、試合ごとに体調が変化しているといったことがないように、予め準備運動を念入りに行います。走ってて足くじいたとか攣ったとかあったりしたら恥ずかしいので。
 ちなみに、バスケの試合は1試合当たり3~4km走るといわれています。私は、夏場に3試合走り切れる体を保つために、普段からトレーニングをしています。集中力が散漫になってはいけないので、かなり大変ですが頑張っています。

1:35 試合開始

 試合開始時にジャンプボールを行い、最初にボールをコントロールするチームを決めます。
 動画内では、外国人選手のプレーがカギを握るといってますが、ミニバスでは身長の大きい選手が大体重要になります。リング下でのプレーや手の使い方など、見るところは多くなります。
 早い段階で基準を示し、審判同士で共有することで、ジャッジのブレを少なくすることができます。

 インターバルやハーフタイム中に、「あの笛よかったね~」とか「ここもうちょっと見るようにしましょう」とかを積極的に話すようにしています。また、選手のファール数を確認して、ファールのかさんでいる選手を注意してみるようにします。

余談
3:13 外国人選手と話をするために英語をしゃべっています。ミニバスでは不要であると言いたいですが、どの国籍の子どもがいてもおかしくないので、ある程度は会話できるようにしています。審判として上に行けば行くほど必要になるでしょう。


何か言われたからといって判定をずらしてはいけない。
吹いたものには自信を持つ。
聞いてくるものには説明する。


 大事なことです。判定がブレブレだったり審判が自信なさそうに笛を吹いていると、選手もコーチも観客も不安になります。自信、すごく大事。

5:02 ミーティング(試合後)

 トップリーグの試合は、大体週末にある(まれにデイゲームもある)ので、土日を通して審判を行います。土曜日の試合で浮き出た問題を修正して、日曜の試合に挑むのが流れです。ミニバスの予選レベルでは、試合後にちょっと話をして終わりです。

5:31 レビュー(試合後)

 ミーティング後は、審判で集まり、試合映像を一時停止・スロー・巻き戻しをしてフィードバックします。
 トップリーグの審判は、公正なジャッジをするだけでなく、試合の価値そのものを高める役割を担っています。選手に罰則を与えるのも、あくまでゲームの中だけです。選手そのものの評価を落とすようなジャッジをしてはいけないし、しないように意識しています。

審判としての心構え

ゲームの主役は審判ではない

 ゲームの主役はチーム・選手であり、審判ではありません。ジャッジは大きく、目立つように行うことが大事ですが、悪目立ちしてはいけません。

説明できるようなジャッジをしよう

 なんとなく「ファウルっぽいから」と吹いてはいけません。「〇〇が××だからファウルだよ」と納得できる説明ができないと良いジャッジとは言えませんね。

心はアツく 頭は冷静に

 たまに、コーチや応援席から心無い言葉が飛んできます。どんなに腹が立っても、まずは目の前のジャッジが最優先です。冷静でなければ良いジャッジはできません。

終わりに

 内容が薄い文章になってしまいました。すみません。まだまだ語りたいことがあるので、後日また記事を上げると思います。

 記事を書いてみて、言語化するのはかなり難しいなと思いました。普段からもっと、言葉にすることを意識してみたいなと思います。

おしまい。

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