自殺志願者の夜

半年に一度ほど、


わからない。
三か月に一度くらいかもしれない
数えたことなどない。

どうしても死にたくなる時がある。
今は少し落ち着いたので
その感情をあまり知らない人に向けて。

成人済み、
仕事とやりたいことを追いかける日々の
わたしの場合、
傷ついたささいな発言や
相手の気遣いから勝手に読み取った感情が
何度もループする。

「な〜に睨んでんの?笑」
という冗談。わたしは目つきが悪い。
「明日寝坊したりするのが心配だから」
という優しい言葉、
遠回しに明日ちゃんと起きろよと受け取る。

など、普通のひとが流せるものを
過剰解釈して
自分はやはりブスなんだと思い
ちゃんと起きれないと思われてる、
と考え
こんなに一生懸命生きてるのに
それでも傷つくんだ、と絶望する。

自分も人を傷つけてるだろうに
一番己が傷ついてるような顔してる
そんな自分にも吐き気がして

苦しい寂しい寒いもう嫌だ
苦しいつらいもう嫌だ
苦しい痛いもう生きていたくない
寒いこのままもし死んだら
こんなに苦しい思いを
しなくていいのか

と、いうところに泣きながら辿り着く
いつ泣き始めたかは忘れた

最近仲良くしてる人にLINEでスタンプを送る
これが唯一のヘルプだ

今何してる、今から飲もう
助けてほしい
など言えるわけがないだろばかやろう
言えたら死にたいとか考えねーの

心配した相手からの電話は2回無視する
10回以上鳴ってたら
きっと出ると思う
そのあとだって
大丈夫?の問いかけには
大丈夫。ごめん。としか言いようがない。

ただのかまってちゃんじゃん
正直めんどくさい
と思われるのが大半だと思う。

だからこそ、助けては
言えない。

もしも周りにそういう傾向の人がいて
本当に助けになりたいと思ってる人がいるのなら
元気な時に
「寂しくて苦しくてどうにもできなくて
生きていたくない日がきたら
一度だけ自分に連絡してほしい。
一文字だけ、とかスタンプだけでもいい
何時でもいいしもちろん電話をかけて来てもいい
何にも話せなくてもいい
こちらの都合は何も考えなくていいから
助けてのヒントを教えてほしい」
といったようなことを
記憶に残すように伝えてほしい。

死にたい、と思った時
知り合いを片っ端から思い出す。
この人なら助けてくれるかもしれない
と思う人がいなくて
迷惑をかけてもいいと思う人がいなくて
連絡ができない。

つかれた。
中途半端だけどここまで。

今宵もどうせ死ぬことさえできずに
無様に目を覚ますだろう。

死ねるという、悲しい勇気が
生まれてしまう日が来たら
わたしは楽になれるだろう。

そして友人と家族と仲間と同僚は思うのだろう


どうして


と。

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