見出し画像

L型プロテーゼ、大丈夫か??

まず、このお話にご協力頂いたモニターの方に、この場をお借りして深謝致します。
今回ご紹介するのは、L型プロテーゼで、鼻が変形した方です。

L型プロテーゼが、何となくトラブルというのは、最近広まってきていますが、現実的にどんな感じかを紹介している医療機関も少ないので、分かりやすくお見せしたいと思います。まず、下から見た状態をご覧下さい。

黄色い矢印で示した部分がプロテーゼの部分で、右に傾いていることが分かりますね。緑色の矢印で示した部分が鼻翼軟骨で、プロテーゼに押しやられて左に移動しちゃっている感じが分かるかと思います。

さらに横から見ると、プロテーゼの脚の部分が鼻先を持ち上げて、“アップノーズ”になっていることも分かります。

では、どんなプロテーゼが、入っていたのかをお見せしますね。

こんな感じです。ご本人としたら、プロテーゼを抜いたら鼻が低くなる!
と気にされていたのですが、案外抜いても大丈夫です。
何故??と思った方は、私のコラム『美容外毛話』で紹介していますので、そちらを是非ご覧下さい。

『昔は、こういう手術をやって下さる先生がいらっしゃらなかったから』と言われることも多いのですが、実は20年以上も前からこの手術をやっている私がいたんですけど。前は、検索が発達していなかったから、私を見つけてもらえなかったと自分を慰めることにしています。笑。

最近、患者さんがSNSで情報交換をするようになって、良くなったことも多いのですが、間違った知識を頭に入れてしまっている場合もあります。特に、プロテーゼを抜くなら、真皮移植や軟骨移植が絶対に必要というような考えですね。

いつも患者さんに言っているのですが、絶対に必要な手術って、非常に少ないと私は思っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?