職人のこだわり。小鼻の縫合!!
まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。
今回ご紹介するのは、私が小鼻縮小術をする際にこだわっている『縫合』についてです。
傷の縫い方によって、仕上がりは大きく変わりますので、ここにこだわりがあるのは、当然!のことなのですが、医者によって、デザインの仕方縫い方に違いがありますので、この点をご紹介したいと思います。
いきなり縫い上がりを見せましたが、矢印の部分に注目して下さい。
平行に2本の黄色い線を書きましたが、この部分に『縫い代』として顔側の皮膚を残すと傷が非常に目立ちます。
しかしながら、実際にこの縫い代を残したデザインをする先生が多いと思います。
これは、何故か?それは、縫い代を残さずに切除すると非常に縫うのが難しくなるからです。腕に自信がないと、このような縫い方をしません。
この『縫い代を残さないデザイン』が私のこだわりの一つです。
次のこだわりが、小鼻の厚みで縫う方法です。
どこかの話でも書きましたが、傷には力が加わらなければ加わらないほどきれいに治ります。
そこで、傷に力が加わりにくいように『内縫合』をします。内縫合が終わった状態をお見せしますね。
いかがですか?ほとんど表面は縫わなくてもよいのでは?と思われるぐらいにしっかりと合わせてあります。
これら『2つのこだわり』がいつもありますが、こうした見えない部分は、なかなか患者さんには伝わらない部分ですね。
『見えないところで気を遣い、腕を磨く』というのが職人としての意気だと私は思っています。
今回の方の経過についてはこちらを御覧下さい。
手術後の傷の経過についてはこちらを御覧下さい。