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鼻先、全然良くなってない!!?

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。
今回ご紹介するのは、他院鼻尖修正術後の形状変化の経過です。

まず、術前の状態です。矢印で示した部分が尖っていて、鼻先が不自然に高すぎるというのが、お悩みでした。

この状態をどう修正したかは、私のコラム『美容外科話』を見て頂きたいのですが、こういう形状になっているものを修正しても、しばらく形が変わらないということを知ってもらいたいのです。1か月後の状態を見せますね。

なんだか、全然変わってないじゃん!!と文句言われそうですが、この方は非常に良い方だったので、何も言われませんでした。これが、3か月経過すると、

いくらか変わりましたね。それでも、3か月も経ったのに、この程度?と思われることも少なくないです。
『もうちょっと様子見ましょうね』と言う私に、『ほんとに変わるのか?』『大丈夫かお前、いいかげんだな』と目で語る方にお会いする事も少なくありません。
これが、さらに3か月たつと、

ようやく、変わったのがお分かり頂けるように変化します。何だか分かり難いなと思われたあなた!、私のコラム『美容外科話』にもう少し分かり易い説明を書いていますので、そちらを読んで下さい。

今回何が言いたかったかというと、『修正手術をしても、すぐには良くならない』という事なのです。
時として、この経過中に、他の医者が、『その医者やばいよ。全然良くなってないから』と、さも自分なら出来そうな口ぶりで話して、患者さんを不安にさせることがあるようなので、あえてこのような状況をご紹介させて頂きました。

修正手術は、術後経過も良く知っている必要があります(経験値が大事)。特に形状が落ち着くまでに、「経過観察」と言う私に不信感を持たれることも理解出来ますが、他の医者の意見を聞くなら、『手術前』にして欲しいと思います。
他院で診察を受けた後に診察にいらっしゃる方から、『やったことないけで、うまくいくと思うから』と説明されたと聞くこともありますが、『手術は、実験ではない』ので、やったことない事は非常に危険だと思います。

いつも同じことを書きますが、『医者選びは慎重に』して欲しいと思います。


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