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L型プロテーゼは、悪か?

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。
今回ご紹介するのは、L型プロテーゼにて炎症が起きた方の検証です。

術前の状態をご紹介します。矢印は発赤していた部分2か所で、緑色の線は、鼻尖がアップノーズになっているよという状態を示しています。

入っていたプロテーゼ(シリコン)を鼻の上に乗せた状態をお見せします。

術前の黄色い矢印部分のプロテーゼが皮膚に当たっていて、炎症を起こしていたのだろうという推測が付きます。また、L型プロテーゼの足の部分が鼻尖を押し上げてアップノーズになってしまっていたことも分かります。

これは、術後1か月経過した状態です。詳しいことを知りたい方は、私の『美容外科話』を読んでいただくと良いと思います。

タイトルに戻りますが、L型プロテーゼは、鼻尖を押し上げたりするので、長期的に見ると問題があるのかもしれませんが、短期的に見ると、術直後は綺麗だったりするので、どうなんでしょうね?というのが個人的な感想です。
ちなみに、『鼻中隔延長術』は、素材がプロテーゼからご本人の組織に変わっただけとも言えるので、長期的な変形は起こりうるということを念頭に入れて受けて欲しいと思います。


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