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鼻プロテーゼ(シリコン)抜いたら、簡単に元に戻る?

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。今回ご紹介するのは、鼻プロテーゼ(シリコン)を抜去し、鼻尖形成術を行った方の術後経過です。

よく患者さんに『鼻のプロテーゼ(シリコン)を抜いたら、元に戻りますか?』と質問されます。プロテーゼ(シリコン)のサイズが小さく、かつ入っていた時間が短い(数か月単位)は、元に戻ることが多いと思います。しかし、鼻の変形をきたした場合、入っていた時間が長い(数年、あるいは十年単位)場合、抜いたから、そのまま元に戻るという状況には、ならないことがほとんどです。

今回の方も、鼻の中でシリコンが突き上げ、鼻先が上を向いてしまい、なおかつプロテーゼ(シリコン)も真っ直ぐになっていなかったので、これを抜いても直ぐには元に戻りません。さらに、右鼻孔縁の変形もありましたので、プロテーゼ(シリコン)抜去+鼻尖形成術(団子鼻手術)という治療計画を立てました。この方の術中の様子や諸々につきましては、私のコラム『美容外科話』やブログにも書きましたので、そちらも是非ご覧下さい。

では、術後の腫れと形の落ち着き方(変化)についてご紹介します。術後1か月、3か月と続けて御覧に入れますので、鼻の縁の形、鼻尖の形状等を比較していただきたいと思います。

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どうですか?少しずつ形状が良くなってきていることがお分かりいただけるのでは、ないでしょうか?この後の変化は私のコラム『美容外科話』でご確認下さい。横顔も当然のことながら変化します。鼻先に注目していただくと分かり易いのではないでしょうか。術後1か月、術後3か月と続けてご覧下さい。

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このような状態の時に、この手術の組み合わせは、私が多用する方法なのですが、軟骨をどこかから採集して手術するのと違い、非常に体に与える侵襲が少ないと思います。

いつも同じことを書きますが、修正手術の場合は特に医者の感性や得意な手術によって治療方針が大きく異なります。術前には、色々な医療機関を訪問してご自分に合った担当医を探されるようにして下さい。

手術症例についてはこちらを御覧下さい。

美容外科話画像

鼻尖形成術(団子鼻手術)を修正手術に使う!!

挿入されていたプロテーゼに関する内容はこちらを御覧下さい。

HP用DRブログ写真


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