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上口唇挙上術(外側人中短縮術、リップリフト)の傷経過。口も開きますよ。

まず、このお話にご協力いただいたモニターの方に、この場をお借りして深謝いたします。

上口唇の上を切ると聞くと、『傷は大丈夫なの?目立つの??』『口が開くの?』というような不安を患者さんは持つようです。

一言で片づけると『問題ありません』なのですが、手術後一時的に組織も硬くなるので、個人差が出て、口の違和感を訴える方もいないとは言えません。ですから、全然問題ないと気楽にはお話し出来かねますが、総じて問題ないという表現になってしまいます。

術後5日目(手術日に5を足して下さい。例:手術日10日なら、抜糸日は15日)の抜糸直後の状態です。

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ちょっと腫れての為に口が開けにくそうですね。でも、傷が突っ張って開かないという状況ではないことがお分かりいただけると思います。

術後1ヵ月が経過したときの状態をお見せします。

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大分落ち着いた感じが分かると思いますし、お化粧をしてもらえれば、全く問題ないと思います。この後の3か月後の状態は、私のコラム『美容外科話』で確認して下さい。

美容外科の医者や従事者は、『全然大丈夫』『腫れているだけだから』等等非常に『軽い感じ』で『信用ならない』感じを受けることも多いかもしれませんが、毎日毎日腫れている人と会っていると、感覚的に麻痺しているのかもしれませんね。ちなみに、私は、『もう少し様子をみましょう』というのが口癖らしく、これが患者さんの不安をあおることもあるようですが、経過が悪そうなときは『経過が心配です』と、はっきり言うので、その辺で判断してもらえると嬉しいかもしれません。

いつも同じことを書いているのですが、自分が選んだ担当医を変えなくてよいように、術前に十分吟味することが大事です。特にその医者の仕事ぶり(症例写真)が何よりも大事です。


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