コーディングインタビューやってます

この記事はHowtelevision Advent Calendar 2022 14日目の記事です。

こんにちは。
株式会社ハウテレビジョンで外資就活ドットコムや社内向けの業務システムの開発全般を担当しております山本と申します。

今回は弊社の採用活動において実施しているコーディングインタビューについてお話したいと思います。

コーディングインタビューとは

おおよそ1〜2時間くらいで、プログラミングの問題を解いてもらう面接の一種。海外のTech企業の採用でよく見られます。日本だとLINE株式会社がコーディングインタビューを採用してたりしますね。

お題となるプログラミングの問題は、データ構造やアルゴリズムを問う問題から、模擬的にブラウザのブックマークを実装するという実務的なものまで企業により様々です。ちなみに近年では対策のための参考書籍が多く出版されており、過去問を解いたりできるleetcode.comといったWebサービスも登場しています。

コーディングインタビューやってます


さて、実は弊社でもエンジニアの採用において、コーディングインタビューを実施しております。経験者採用はもちろん、インターンや新卒の採用面接でも取り入れています。解いていただく問題は単純なものから、ちょっと複雑なものまで様々ですが、大体30分〜1時間くらいで解けるようなものを想定して作問しています。

一般的にコーディングインタビューでは「基礎的なアルゴリズムやデータ構造を理解しており、それらを使っていかに正確かつ効率的に問題を解くか」といった点が評価されます。実際に受けたことがある方は「listを使って探すよりは、hashを使ったほうが計算量少なくて効率いいよね」みたいな指摘をされたことがあるかもしれません。

しかし弊社の場合、経験者採用はもちろんですが、特にインターンや新卒採用で実施するコーディングインタビューにおいては、先述の評価ポイントに加え、以下のようなポイントも重視するようにしています。

  • 問題において意図がわからない箇所や「XXなケースは想定しますか?」といった確認などのコミュニケーションができるか。

  • 問題に対して、仮説を立てたり検証したりして、論理的にアプローチできているか(しようとしているか)。

  • 他人が理解しやすいコードを書いているか(書こうとしているか)。

  • 自分の解答をわかりやすくインタビュアーに説明できるか。など。

もちろん適切なアルゴリズムを選択し、効率的な処理を素早く実装できることは素晴らしいことですし、評価されるべきポイントです。しかし面接時点でそれができないからといって、すぐにご縁がなかったと判断するのは違うのではないか、と考えています。将来一緒に働くメンバーとして、もっと本質的で魅力的な部分を見つけたいという思いから、先にあげたポイントも大切にしております。

コーディングインタビューは怖くないよ!

「コーディングインタビューを実施します」と候補者の方にお伝えすると、面接を実施する前に選考を辞退されてしまうケースがあります。これは個人的な想像ですが、以下のような不安や不満があるためではないかと推測しています。

  • 解けなかったら恥ずかしい。

  • 技術力がないって思われるんじゃないだろうか。

  • 自分のスキルや経験を否定されるように感じてしまう。

  • 実力を疑われている気がして不愉快。

この気持はエンジニアとして、とても良く分かります。
しかし自分が面接のインタビュアーを担当するようになって、これらの不安は杞憂に過ぎないと思うようになりました。

どんな問題でも豊富な経験と高い技術力をもってスマートに解けることは素晴らしいことです。しかし、いつもなら思いつく実装方法が緊張で思いつかなかったり、たまたま自分の不得意な分野だったりして、解答に困ってしまうことはよくあることです。

実際の業務でも、似たようなことで悩んでしまうことがあると思います。そんなときはその分野に詳しいチームのメンバーに相談したり、逆に他のメンバーから相談されたりした経験はありませんか?そして、そのことだけをもって「この人、技術力低いな」とか思ったり思われたりしなかったはずです。

我々インタビュアーは、候補者の方と一緒に楽しく働く姿をイメージしながら面接を行っています。実際にご縁があり、将来同じチームで一緒になるかもしれません。なので当然リスペクトしますし、たとえ問題が解けなかったとしても、技術力を疑ったり否定したりする気持ちはありません。むしろ解答に詰まってしまったら「ここなんですが、こんなアプローチで実装しようと考えているのですがどうですか?」など、面接中に相談していただいても構わないと思っています(むしろしてほいしいです)。どんなことで悩んでいるかを伝えていただければ、何かお手伝いできるかもしれません。

最後に


面接は一方的に評価されるのではなく、お互いを評価するものだと思っています。コーディングインタビューでの体験を評価していただき、入社先の候補にハウテレビジョンを加えていいただけたら嬉しく思います。

エンジニア募集中です

楽しいコードインタビューを体験できるハウテレビジョンでは、まだまだメンバーを募集中です。ご興味を持たれた方は、お気軽に弊社採用ページよりエントリーをお願いします。

お会いできるのをメンバー 一同、楽しみにしております!!

https://recruit.howtelevision.co.jp/


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