多変量解析セミナー終わりました

情報機構さんで多変量解析入門のセミナーを2日間させて頂きました。これまで情報機構さんでは3回ほど東京でセミナーをさせて頂いていますが、今回は90分×6コマを2日間、zoomでのセミナーでした。

多変量解析と言っても色々な方法がありますが、化学・生物の多変量解析であるケモメトリックスで用いられる主成分分析とPartial least squares (PLS)について詳しく説明しました。

主成分分析の説明は色々な記事や書籍で説明されていますが、あまりどこにも書かれていないような説明の仕方をしていると思いますので、どの説明を読んでもいまいちしっくり来ないな、という方には参加を検討いただければと思います。

以下、プログラムです。

1日目

・多変量解析とは
 多変量解析の概念・イメージ・考え方
 データの効果的な利活用(課題抽出~解決まで)
 期待する結果に持って行くための解析方法
 データの解釈

・ケモメトリックスとは
 生物・化学分野での解析例
 『変数の数』が『サンプルの数』より多いデータの解析

・Rの基本的な使い方
 RとRStudioの使い方
 ベクトルと行列の演算
 csvファイルの読み込みと結果の出力

・データの可視化
 主成分分析(PCA)とは
 ナイーブPartial Least Squares(PLS)とは
 スケーリング
 固有ベクトルを用いた変数選択

2日目

・多変量解析の基礎のおさらい

・因子負荷量
 因子負荷量とは
 因子負荷量を用いた変数選択
 メタボロームデータを用いた解析例
 Rでの解析手順

・Rの基本的な使い方
 行列とデータフレーム
 tidyverseを用いたデータの取り扱い

・回帰分析
 重回帰分析
 正則化とリッジ回帰
 主成分回帰(PCR)
 PLS回帰

・判別分析
 PLS判別分析
 モデリング
 フィッシャーの線形判別分析(FDA)
 正則化FDA

・その他の話題
 PLS-ROG
 因子分析
 スパース主成分分析


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