山本太郎「安倍総理の上げ底チェック!」5/28日Youtube書き起こし

また君がウソをついた。
5/25日安倍首相記者会見、「明後日、二次補正予算を決定致します。先般の補正予算と合わせ事業規模は200兆円を越えるものとなります。GDPの4割に上る、空前絶後の規模。世界最大の対策によって、この100年に1度の危機から日本経済を守り抜きます」
こういうことを平気で言うんですね。騙されちゃいけない!
事業規模と真水。覚えていますか、前回の補正予算では、事業規模=117兆円。
事業規模と真水の違い、事業規模とはGDPを間接的に増やすかもしれない対策(確実性ない)。納税・社会保険料納入猶予額、後で払わなけばならない額が含まれている。民間支出等も含まれている。出さないかもしれない。
ツイッターで門前小僧さんがつぶやいている。「あくまで真水は増やさない覚悟みたいですな」真水24%、以外76%。
財政投融資=お金貸してやるよ(後で返せよ)
納税猶予額=税金、待ってやるよ(後でガッツリ徴収すっからよ)
民間支出など=民間もこれくらい金使うだろう。
これらを含む額、当然規模はデカくなるという話。
真水=GDPを確実に直接増やす効果のある対策。
前回の補正予算、真水は25.6兆円。
同じ手法に騙されないで下さいよ、皆さん。空前絶後のドケチ規模です。世界指折りのセコさ。真水のショボさを事業規模で勘違いさせる。
5/27日、二次補正の予算総額(真水)が発表されました。記者会見でのどや顔と、実際の予算規模のケチっぷりがどれ位のものかをチェックします。総理の上げ底チェック!
5/27日の毎日新聞、経済対策の事業規模は1次補正と同程度の約117兆円。2次補正の一般会計の歳出総額は、約31.9兆円となる。
令和2年度一般会計補正予算(第2号)フレーム、真水の額31兆9114億円。
第2次補正予算、事業規模117兆円(1次補正と同じ、GDP比21.2%)
真水31兆9114億円(32兆円)GDP比5.8%
第一次補正を思い出してみよう、4/7日安倍首相記者会見「雇用と生活は断じて守り抜いていく。GDPの2割に当たる事業規模108兆円、世界的にも最大級の経済対策を実施」
1次補正予算、事業規模117兆円、GDP比21.2%
真水25.6兆円、GDP比4.7%
記者会見では大きい数字を持ってくるが、政府が実際に金を出すGDPを押し上げる金はたったの4~5%しかなかったということ。良く言えたもんだな、事業規模で、どや顔出来るもんですね。
事業規模、1次+2次=234兆円、GDP比41.8%
真水、1次+2次=57.5兆円、GDP比10.4%(1割)
足りねえよ、もっと出して下さい、小出しにし過ぎて間に合わないってことなったらどうすんの、どんと出せよケチらないで、こんな時に。
この動画を撮影した数時間後に新情報が。チェックした京都大学の藤井聡教授、真水の中にも「上げ底」となる可能性が存在するという指摘。
「インターネットの力」で、政府支出が数十兆円単位で拡大していく可能性があります。
政府が32兆円の第二次補正予算を決定したが、この件について、以下の三つの論点を指摘したいと思います。
この32兆円の中身を見ますと、しっかりと執行を目指せば、「32兆円全額真水として活用可能」なものなのですが、逆に「予算執行をしないでおこう」とすれば、わずか10兆円しか真水が出ない。という中身になっている、という点。
そもそもこの32兆円は大きく分けて3つのパートに分かれています。
第一パートは、いわゆる通常の「真水」これは適正に執行されれば、日本国内のマーケットに注入されます。
第2パートが約12兆円の企業の資金繰り支援、これは融資、投資の部類で「貸し付け」分に相当します。従ってこれを通常に運用すれば、単に貸し付けるだけで「後で返せ」という話になり、結局資金が注入されたことになりません。
しかも、これから貸し付け業務をしっかりやらなければ、殆ど貸し付けることなく終わってしまうことも可能です。
この枠を使ってすべて貸し付け、「劣後ローン」という返済を必ずしも強要しないタイプの貸し付けで行うことができれば、そして、その資金がすべて「赤字企業」に貸し付けることができれば、実質上この12兆円は「真水」として機能します。
なぜなら、赤字企業が劣後ローンを借りても、十分な黒字が将来出ない限り、返済義務はないという恰好になるからです。(それが、劣後ローンと呼ばれるものの特徴なのです)
つまり少々複雑ですが、この12兆円の「資金繰り支援」は適切に運用すれば、「真水12兆円」として実質上機能するものなのです。が、不適切に運用すれば「真水0円」にしかならないというものなのです。
最後の第三パートは「予備費」で、これも10兆円です。これについては、支出項目が確定していないもので、これから柔軟な判断に基づいて支出していくものです。
この点について、日経新聞で、慶応大学経済学部の土居教授は、予備費については、財政再建の視点から「使い切るな」という恐るべき主張を論じておいでです。
無論これは、財務省の見解そのものでありますが、この見解通りに予備費の執行が決定されれば、最悪「0円」という事になります。
以上を踏まえると、予備費と資金繰り支援のための合計22兆円の予算は、真水として積極的に活用すれば「真水22兆円」になるのですが、徹底的に緊縮の態度ととれば「真水0円」となってしまうのです!
藤井先生の懸念が、そのままハマれば、真水はたった10兆円になってしまう。GDP比でたった1.8%。
真水も上げ底?みんなで注視していこう。
れいわ新選組は真水で100兆円、追加でもう100兆円、これ以外にないでしょう、何時までグダグダやっているんだという話です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?