7/10日 山本太郎「大西つねき氏について」Youtube書き起こし

大西つねき氏の発言について、お話させて頂きたいと思います。はっきり申し上げますと、完全アウトです。当然です「命の選別」をすべきだ。それが政治であるというような趣旨の発言というのは全く受け入れません。何よりも私たちれいわ新選組が当初からの精神である「生きているだけで価値がある」そういうことを実現していくんだという所に関して、全く真逆の考え方だと思います。
私自身この言葉を見たときに、おそらく一番びっくりしたっていうことだと思います。おそらく、どこの誰が聞くより、一番、自分自身がびっくりした。そりゃそうですよね、れいわ新選組を名乗りながらそのような発言があったということですから非常にショッキングでした。もちろん私のみならず、この言葉を聞いて本当に怖ろしい気持ちになった方々が多くいらっしゃると思います。本当にお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした。
一方で大西さんの処分についてどのようにしていくのか、私の中では数あるその処罰の中でも一番重いもの、つまりは除籍です。ただ、私自身、除籍ということを自分自身で決めて実行出来る訳ではございません。れいわ新選組の意思決定は最終的に総会の場で図られるというようなルールになっています。総会を通して私が提案する、除籍ということを総会のメンバーにおはかりするということになってきます。
おそらく皆さんの中には処分までにどうしてそんなに時間が掛かるのかということを疑問に思われている方がいらっしゃるかもしれません。
おそらくその問題について、有り得ない発言、一発退場、普通ならば当然だと思います。ただ、その一発退場というものに関してとにかく、この炎上してるものを何とかしなければという感覚に陥っては駄目だ、ということが私自身の理解です。それは何かというとおそらく私自身の中にもひょとすれば皆さんの中にあるかもしれない。その考え方様々であるかもしれないけれど、優生思想的な部分、実際、自分の中にもありました。
それは何かと言うと東電原発が起こったときに自分自身芸能界で仕事をしていて、それなりに税金を10代から納めていたという思い、有ったんですね、その時、国は自分自身を救ってくれるだろ、という考えを持っていたが実際はそうではなかったです。ただちに影響はないという言葉を受けて、なるほどと、自分も切り捨てられる側にいたかと、いうことを感じた。ならば、誰もが切り捨てられない、世の中を作らなければならないという考えに至っていたということ、何が言いたいか、私自身の中にもおそらく優性思想的なことも存在しているかもしれない、今の私ならばそういうことに対して絶対駄目だということを言えない。けれど自分自身の中にそういった芽がある、それは社会的に考えてもあり得るということかもしれない、そう考えると大西つねきさんの問題だけだと考えるのは少し違うんではないかと、何が言いたいかと言いますと、もちろん大西つねき氏の処分ということは行わなければならない、当然です。私たちは処分を行わないということは一度も言っていません。
ただ、その処分に至るまでのプロセス、ここに対して自分自身、自分のグループの中の皆にも考えて貰いながらしっかりと処分を決めて行きたい。そういう思いなんですね。そのプロレス、そのプロレス、すいません、疲れ切ってるな。失礼しました。
そのプロセスの中で自分自身がどういう風に踏んでいくかってことなんですけど、これはブログでも少しお知らせをしましたが、大西さんに対してその生命倫理っていうものに関して、学問的に深めていらっしゃる方とか当事者の方だったりとか、そういう方々からレクを受けて頂く、それにはもちろん私やれいわ新選組のメンバーにも受けて貰う。そういうことを通した上で皆でその処分をしっかりとしていきたいと、そのように考えています。
一般的に政治における処分、一刻も早く切る、沈下を図るということを目的としない、私たちがやりたいことは何かというと、そのとんでもない問題発言、人間の命を選別するといった発言、その元には何があるのか、そういうことをちゃんと一人一人、確認して行きたい。そういう思いからこの長引くという事態になっています。このことに関して本当にたくさんのお叱りを受けました。本当に申し訳ありません。
できればこのプロセスを一緒に見て頂きたいと思います。
その総会なんですけど、もう来週、開くことになっております。最終的なスケジュールを詰め、一人でも多くの構成メンバーに来て頂き、そして、レクにも参加して頂いた上でお話をしていくということになっています。この総会が持たれたあとですね、当然、記者会見を開いて、それがどうなったかということを皆さんにお伝えしたいと思います。
大西さんとこの件について始めてお話したのは7月7日でした、私自身の耳にこの問題が入ったのが、7月7日の朝でした。その日の夜にお会いしました。このことについての弁明は一切通用しないということをお伝えしました。私からは、これは、れいわ新選組を離れるか、もしくは謝罪、撤回、つまりは一からやり直す、そのどちらかしかないと。ということをお伝えしました。
それに対して大西さんは、謝罪弁解というものを望まれたということです。そのやりとりの中でもおそらく、自分自身の後悔であったりとか、なにかしら変わりたいという意思を感じた。これが果たしてどのような形になるか分かりません。彼自身の中に変化があり、変わっていこうとするならば、れいわ新選組として支える必要があると思っています。ただ、処分を下し、速攻でさようならということにしてしまう、社会に対する害悪というのは計り知れないと思ってます。まずはそのまま、除籍にしたまま、野に放つということは許されないという風に思ってます。
そのような間違った考え方というものが世の中に広まってゆく、後押しをしていく訳にいかないということですね。非常にもどかしいやり方だと思いますけれども、本来ならさっさとけじめをつける、確かにそう思います。私の中では総会の中で除籍ということを提案する、その後、本人からの弁明、もしくは、総会参加者からの数々の議論を頂いた後に、その除籍という提案に対してお決め頂くという形になっていくというような状態です。すみません。なによりも、大西つねき氏の発言によって、心を痛めた皆さんに対して心よりお詫び申し上げます。
こっから先の、例えば、レクチャー、総会がどのように行われるか、皆さんにお伝えしたいと思います。

この後、皆さんと一旦中断させて頂いて、記者から囲み取材を受ける形になっているんですけど、そちらの方にもカメラを入れて皆さんにその状況を見て頂こうとそのように思っています。
あーと溜息をついて立ち上がった。会見を始めるときにも溜息あり、2回目の溜息。
歩いて階段を上り、路上で囲み会見。
すいません、まず私からお話させて頂いてよろしいですか。普段の姿が見えてうれしいです。まず、私の方から、一部報道でありました大西さんが次期衆議院の公認候補であるというのは間違いであります。大西さんは私たちの話合いの中では次の参議院にターゲットを絞って行きたいという話で止まっています。公認候補者ではないです。構成メンバーであるということは変わりがございません。加えて来週中にも総会が持たれる、この総会において、私自身が参加者の一人として提案をさせて頂くのは、大西氏に対しての除籍の提案をさせて頂くということです。なぜ、トップダウンでできないかといいますと、そのような建付けになっていないということです。すべての意思決定は総会を通すということになっておりますので、私もその参加者の一人として議案が提案できるという立場であります。その席では、大西氏の除籍ということを提案して、その場で議論をされ、本人からの弁明もあった後に、大西氏の処分が決まっていく形になります。すべては総会を通してということでございます。
記者:除籍を提案した理由と、どのように受け止めたか。
太郎氏:その話を聞いたときには私自身は除籍しかないだろうなという気持ちはありました。命の選別が必要だ、それが政治の選択だという発言は、私たちの立党精神とも違いますし、それだけじゃなくて、旗挙げした理由としては、このままいけば命の選別がされるという時代がやってくると、それを止めるためにはそういう時代の最前線に立たされる方々、木村さんや舩後さんを国会に送ることが出来た意味があるんだということを、ずっと言ってまいりました。まったく私たちの考え方とは180度違う、そのことを受け入れるということは出来ないということですね。
私自身の中ではおそらく彼の発言というものは、除籍に値するだろうということでありますけど、これ私一人で決められない、あくまで総会を開いて、その提案としてなされるものであると、本人とも話をしました。本人と話をした時には、弁明の余地はないと話した、7月7日ですね、朝に連絡を受け夜にお話をしたんですけど。弁明の余地はないと、れいわ新選組を離れるか、もしくは、謝罪、撤回、一からやり直すということ以外ないであろうと、いうことは伝えてあります。
記者:れいわの考え方として、そういうことはしてはならないと、どんな人でもというベースがあったと思うんですけど、そういう精神を支持してきた方々に対して、思いをどのように話をするか、教えて頂きたい。
太郎氏:私たちの理念であったり、その旗の下にすべての人々が集まっているわけではなかったということだと思います。その考え方を理解したかしなかったか分かりませんが、まったく、真逆の話をし出したということです。それを考えるならばやはり、私たちの旗の下に集まりいっしょにやっていこうという人に対しても深い議論がこれから必要になっていくだろうと、とにかく、大西さん位、極端に180度違うという方はいらっしゃらないですね。○○先生(聞き取れず)いらっしゃいましたが、経済政策について、こんなことやってる場合じゃないと、こんなもの役に立たないということは言われました。そこの部分は共用できました。安富さんの考え方というのが経済政策がどうということじゃなくて、人間の考え方に戻らなきゃならない、子供を守るということだ、ということは受け入れることは出来ました。でも、今回の大西さんのことについては受け入れられない、受け入れる余地はないということだと思います。
記者:代表がその大西さんとお話されたということですが、それまでは謝罪なり弁明なりとか、どのような話をされたんですか。
太郎氏:私としてはあり得ない発言だということはお伝えしました。弁明の余地もないということはお伝えしました。れいわを離れるか、一からやり直すかということですね、彼は謝罪撤回ということを選んだ、つまり、私の中では彼の中で変わっていこうという気持ちが1㎜でもあって、そういうことになっているのかな、とも受け取れました。
記者:代表としてこういうことが起こった責任の取り方みたいなこと、どういう風に考えられるか。
太郎氏:重たい責任を負っていると思います。今回のこと、私たちのもともとの立党の精神である、生きているだけでいいとされる世の中を作っていくんだということに180度違う主張をし出した、そのことに関しては、やはり、私たちのプラットフォームをただ利用しているだけで政治を志すのか、それともその理念をもとにいっしょにやって行きたいと思うのか、大きく違うと思うんです。そこら辺を深めて行かなければならないし、全体的なアップデートをやっぱり丹念に行っていくことは必要だろうと、命の選別のみならず、他の分野にも渡ること、そういうことをやっていくという責任はこれから私は背負っていかなければならないと思います。
記者:(聞き取れず)
太郎氏:端的に言うと、利用(?)される話ではないということですね、今週お会いすることになっています。明日かな、
記者:議論される総会ですね、その後、記者会見をされるということです、総会の議論の内容というのは、どのように公開されるということですか。代表は記者会見で説明されるのか、或いは、公開でやられるんですか。
太郎氏:総会は公開では行いません。冒頭の頭取りは考えますが、一般的なやり方ではそういう感じではないでしょうか。この内容に関しては紛糾する恐れがあると思います。だから一旦、生命倫理について、しっかりと大西さんと共にレクを受け、考え方をもう一度しっかりと深めながら、総会に臨むという必要があると思っています。他の党みたいにトップダウンで辞めて貰おうと決まらないことが申し訳なくもあるんですけど、首を切って終わりという話に出来ない、このまま、見放すということは出来ないということ、彼の発言と対立する考え方をしっかり深めて頂いた上で、彼の中で考えを深めて頂くということをしなければ、火消しのためだけに首を切るのは、形式的に総会を開けばそんなに難しいことではないかもしれません、そこら辺の説明というのが私たちに不足しているという部分が、皆さんに対して不安な思いをさせているんだということは申し訳ないとお詫びを申し上げなければならないと思っています。
記者:メンバーは何人ですか。
太郎氏:全体で18人です。前回の選挙に出られた方々、次の選挙に出ようと思われている、初期メンバーの中で総会に出るよという人達、衆院に出る公認を受けている人、公認を受けていない、大西さんという存在もいるということです。
記者:週刊金曜日という雑誌に書いていらっしゃる山口泉氏という方が、大西さんの考えを山本さんに早い段階で連絡を差し上げたと、山本さんご自身はまわりの方からそういった、大西さんの考え方を4月7日に・・・。(雑音で聞き取れず)
太郎氏:数々のご指摘、いま、自分達の○○以上(聞き取れず)のやり方をしている中で、かなり、かつかつの状態ですね。回してるので、中々、こう皆さんに対してフォローというのがしきれないという状態であるということをお詫びしなければならないと、で、もし、山口さんという方の声が私の胸の中にちゃんと入っていれば、これほどの事態にはならなかっただろうと、その間にも釘をさせることはあっただろうと、お話をすることも出来ただろうと、いうことだと思います。
記者:4月7日に始めて知ったと、それまで、知っていたということを放置していたことはないと。
太郎氏:それはないです。それはえらいことですから。それは間違いなく。お伝えして頂いたこともやばい話であったということでしょう、緊急に対処する問題と思うので。少なくても大きな問題になる前にそういう話を頂いていたと思うんで、ならば、対処できた問題と思うんで、私たちがそこまで届くことに対してすべて目を通していないとか、ということがちゃんと出来ていなかったということですね。
記者:今後同じようなことが起こらないために、大西さん以外のことに、何か対策防止策みたいなことを考えていらっしゃいますか。
太郎氏:私たちがやろうとしていること、総会の手前でもしっかりレクを受けるということをやっていくことは、お答えに繋がっていくのかなと。
自分の思いだけで決めるのではなく、全体の意思決定がなされないと前に進まないという形になっている。それ以外にもやはり共通の認識として生命倫理ということに対して、しっかり○○(聞き取れず)しながら自分達を深めていく、ということをこの大問題、許されるはずもない大問題、大西さんが言ったことだで終わらせるのでなく、私たち全員の問題なんだ、社会が抱える病理というものがこのれいわ新選組の中にもあったんだろうとしっかり見つめながら、再発防止、自分達がアップデートしていくことが重要なんだろうと。再発防止策として定期的に色んな問題に対しての識者から、お話を伺ったりとか、自分達の考え方に対しての共通の認識というものをしっかりやっていかなければならないと思います。
記者:舩後さんと木村さんはお二人ともこれ許されざると(良く聞き取れず)お二人ともおっしゃってるか。大西さんとは電話で話されたか、会って話しましたか。
太郎氏:お二人ともですね。7月7日は会って話しました。その他にも2、3度電話でやりとりしてます。
記者:総会の決定は多数決でやられる。
太郎氏:そうです、多数決です。
記者:大西さんは?
太郎氏:参加できないですね。多数決の前に一旦退出していただく形になります。
司会:他にはよろしいでしょうか。
太郎氏:大丈夫ですか。(他に意見はないですか)
司会:それでは終わらせていただきます。

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