0510

こんな時期だし、一発夢を狙うぜ。

今日は待ちに待ったG1レース「NHKマイルC」。
 東京芝1600mを18頭の馬が颯爽と駆け抜ける様をその目に焼き付ける……はずだった。残念ながら新型コロナウイルスの影響で競馬は無観客開催。競馬の無観客開催は日本競馬の歴史上初めての出来事らしい(史上初!と聞くとプラスのイメージが思い浮かぶのは自分だけなのかなぁ)。とにかく、ある意味では歴史の目撃者となっているわけだが、やはり生に勝るものはないと思う。これは競馬に限ったことではなく、ライブや演劇、スポーツなどにも当てはまるだろう。

 今日はレースの30分前にテレビの前で全裸待機。

 事前に予想はしていた。1番人気は桜花賞2着の牝馬レシステンシア。正直この馬が上位に食い込んでくるのはほぼ確定だろう。でも1番人気の馬を本命にするのはどこか微妙な気持ちがあった。いつもなら競馬場で安牌な馬にチマチマお金を賭けるのだが、今は自宅。しかもコロナ自粛期間中で行動は色々と制限されているのが現状だ。せっかくなら夢を見たいじゃない、リアルに希望が薄いのだから。万馬券当てたいじゃない、一発ドカンと。

 とまあ、自分に言い訳をしながら買ったのは4番人気のルフトシュトロームを本命にした馬単4点買い。参考までに買った馬券を書いておく。

【馬単】 ※馬単は1着と2着を順番通りに当てる買い方
14-3 
  6
  5
  17

 色々考えて購入した(もちろんネット投票)馬券だったが、結果は……惨敗。
本命のルフトシュトロームが来なかった。来たのは9番人気ラウダシオン。穴馬が1位をかっさらうという荒れたレースになった。配当も高くつき、もし馬単で当てていれば払い戻しは11,900円、まさに万馬券だった……。

 実は、コロナ自粛期間中の無観客開催によって「無観客の中央競馬、1番人気馬の勝率が過去10年で最高に」というデータが出ていた。観客がいることで馬がその声援に反応して興奮してしまい、強い馬でも良い結果が残せないことがよくあった。しかし、無観客だと馬自体の実力が顕著に表れるということらしいのだが。
今回の結果はそれにも反して、人気の低い馬が勝利するというG1レースにしては比較的珍しい展開になったのだ。

 部屋から出られない中での競馬でも、友人と通話しながらレースを見た。生ほどではないにしても白熱したレースを友人と時間を共有して見ることができた。コロナ自粛で困っているのは人間だけではない。馬だって会場にファンがいなくて寂しいはずだ。人間も馬も今の状況に驚いてばかりいるだろうが、これからもできる範囲で最大限楽しもうと思う。


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