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ゆうこすに会って人生を変えた「ゆりにこの裏側の話」

昨日の都内で行われた
ゆうこすさんをゆりにこが招致したイベントについて
#ゆうこすゆりにこ祭 #共感SNS
ってタグで参加者からどんどん感想がtwitterにアップされている。

自分にとって妹的な存在である
ゆりにこの晴れ舞台の冒頭の挨拶で
僕も不覚ににもこ泣きそうになってしまった。
ふつうに感動した。

だからこそ
僕にしか書けない感想というか
”舞台の裏側”を書いてみようと思う。
成功の裏に隠された彼女のリアルな苦悩と行動の軌跡を。

そして
「”この人”がいなかったら
途中で心が折れていたかもしれない」

とゆりにこが語っていた人の存在について。

これを書くことで
一年前の何者でもなかった時のゆりにこのように
一歩踏み出せる人が増えたらいいなという想いを込めて。

僕は運営メンバーではないですが
見聞きした情報をもとに
”ゆりにこになったつもり”で書いてみます。

(このnoteはゆりにこに裏を取ってないので
フィクション的なところがある可能性があります)

・・・・・・・・・・


「集客手伝おうか?」

僕はゆりにこに8月の頭に聞いた。

「ううん、今回は自分の力で
できるとこまでがんばってみます。」
彼女はそう言った。


3ヶ月前に仕事を辞めて独立した5月に
なにかに挑戦したいと考え
パッと浮かんだのが
「ゆうこすさんを呼んでイベントをやりたい」
ということだった。

SNSを通していろんな仲間と出会い
福井の片田舎に住む普通の女の子のわたしでも
なんとか食べていける見通しがたって
副業から独立した。
(本当はバレてやめないといけなくなったことは内緒)



いつか独立できたらなと
ぼんやり考えはじめた去年のいまごろ
オンラインサロンという存在を初めて知った。

自分を成長させるきっかけになるかもしれない。
そう思って初めて入ったのが
ゆうこすさんのサロン。

そこで「SNSを使って生きていく」という生き方を知った。


「これだったらがんばったら
私でも独立できるかもしれない」

ぼんやりとした独立という方向性が
わずかに現実を帯びてきた気がした。

ゆうこすさんは
私にSNSを始めるきっかけをくれた人だった。

「こうしていま独立できた
一番最初のきっかけをくれたゆうこすさんに
何かの形で恩返しがしたい」

それが彼女の一番の想いだった。

ゆうこすとは、元HKTメンバーで
今ではSNS総フォロワー数150万人を超える
ものすごいインフルエンサーだ。


でも彼女は焦っていた・・・

集客が思うように進まなかったからだ。
実は、当初の集客の目標人数は600人だった。

告知を開始してから1週間ちょっとで
申し込みは150人ちょっと。
イベント当日までは3週間を切っていた。
twitterやnoteを使って前フリをして
告知を頑張ってこの結果だった。

満席どころか、このままだと大赤字。


人を集めるので講演会を主催したいと
お願いをしてもゆうこすさんが
誰でもオッケーを出す人ではないことを知っていた。

だからこそ
渾身の想いを込めて書いたメッセージに対し
チャンスをくれたゆうこすさんの期待に応えたい
と強く思っていた。

でも今のままだと・・・


「私も何か手伝うよ」
と本当に多くの人が協力してくれた。

嬉しい反面自信がない私が
「なんでそんなに応援してくれるんですか?」
と聞くと

みんな同じように
「ゆりにこちゃんが好きだからだよ。
だから応援できることが嬉しい」
と言ってくれる。

集まってくれた運営メンバーで
作られたチャットでは
毎晩遅くまでメッセージのやり取りがなされている。

皆このイベントを成功させるために
本気でがんばってくれている。

本当に毎日感謝しかなかった。



でも、結果はなかなか伸びない・・・

なんとなくやりたいって気持ちだけで
スタートを切ってしまったイベント。

「誰にどんなことが伝たいのかを
明確してないから集まらないんじゃないか」
という声がメンバーから上がった。

「ゆりにこちゃんはどうしたいの?」
zoomでのミーティングで皆が私の顔見る。

それは、私にとってもっとも苦手な質問だった。

聞かれた瞬間に思考が完全にフリーズ。
何も話せなくなってしまった。
あるメンバーがフォローしてくれて
なんとかその場はおさまった。



人の期待に応えたい、楽しそうなことをしたい
っていうのはぼんやりある。
けれども、私には
”これをしたい”っていう明確な意思がない。


今まで聞かれても「そういうのないんだよね」と
言語化を避けてきたのだ。
でも、今回はそうはいかない。
言い出しっぺでありリーダーは自分だから。

大好きなみんなが本気で頑張ってくれてるからこそ
そんな質問にも答えられない自分が
嫌で嫌で仕方なかった。

正直、
「ごめんなさい。今の私の実力だと無理なので
やっぱりイベントやるの辞めます!」
って言っていっそのこと逃げ出してしまいたかった。

そんな現実を前にして
あるメンバーからこんな声もあがった。

「そこまで無理して集客する必要あるかな?
大事なのはお客さんなんだから
かっこ悪くても謝って会場変えた方がいいんじゃない?」


その通りすぎて、ぐうの音も出なかった。

彼女は、いざという場合に赤字を補填する金額を
払えるのかを計算した。

大学時代からコツコツ貯めた貯金を切り崩せば
なんとか払えることだけはわかった。

でも経験したことがない責任の大きさからくる不安で
本当に押しつぶされそうになっていた。

だからこそ今まで
逃げていたこの問いに向き合った。


「私は本当にどうしたいのか?
誰のために何のためにこのイベントやりたいのか?」

初めて、
本当の意味で
自分でも言語化できてない
『目的』に向き合った。

正解かどうかは分からないけど
真剣に向き合ったことで何かが見えてきた。

そして何よりこのとき、
彼女の中で本当の意味で覚悟が決まった。
何があっても最後まであきらめない、と。

彼女は本当に大切な何かをつかむために
無心になって走り始めた。


明日はいよいよ本番。

「もう自分が主催でイベントは二度とやりたくない。
早く終わって楽になりたい」
そう思ってとにかく必死に走ってきた。

何度ミーティングしただろう。
メンバーに手伝ってもらって渋谷のハチ公前で
ビラ配りもした。
この二ヶ月ぐらいで何回泣いただろうか。


「ゆうこすさんのイベントに行って
会場外でビラ配りしよう」
そういう意見も出たけど
私としては珍しくメンバーへYESが出せなかった。

やせ我慢でも、しんどくても今回だけは
最後まであきらめず自力でやりきらないとダメだ。

何となくそれこそが
私がゆうこすさんの背中を見て学んだことだと
感じていたからだった。

泥臭く地道に努力すること。
そして必ず結果につなげること。

これが私なりのゆうこすさんへ精一杯の恩返だと信じていた。


赤字にならないために集める必要があるのは216人。
”最後の最後まであきらめない”ポリシーは貫きながらも
メンバーと相談して、
椅子だけで600人がキャパの会場に机を入れて
300人を満席にする決断をした。

ただ下方修正した新たな目標の300人でさえも
はるか向こうのゴールに思えて
めげそうなギリギリの気持ちの中で走っていた。

「こうして最後までやり切れたのは
応援してくれたみんなのおかげでしかない。
そしてこの人がいないと途中で心が折れていただろうと思う
一番私を支えてくれてた”あの人”のためにも・・・

今日できる最後の準備として
もう100回はやっただろうかという
冒頭の自己紹介5分の練習に取りかかった。


そんな彼女は昨日
机を入れて300人の会場を満席にした。
前日の8/31の夜22時ぐらいに定員を埋めたのだ。

twitterでのトレンドでも
なんと10位以内にランクインした。

誰の目から見ても”成功”としか
言いようがないイベントだったと思う。




彼女のこの一ヶ月の発信に
注目せずに参加した人にとっては
ゆりにこは”もともとすごい人”に見えたかもしれない。

または、彼女の発信を追ってい人の中には
”作られたキャラだ”と感じたていた人もいるかもしれない。


つい4ヶ月前まで
普通の会社員だった彼女が
どうして300人もの人を集められたのか?

彼女だからできたのか?
その答えは誰にもわからない。

人の才能を見つけることを専門にしている
僕から見てもゆりにこにはいくつかの強い武器がある。

人の心に響く文章を書けること。
SNS上で人と気軽に絡み、仲良くなること。


それでも僕は
ゆりにこは普通の女の子だと思う。


それが信じられない人は
2018年までさかのぼって彼女のツイートを
見てみるといい。

自分に自信がないこと
職場の人間関係
仕事に行くのが嫌で嫌で仕方ない日があること
対面だと三人以上の場では極端にしゃべるのが苦手なこと。

何度かゆりにこに会った人はわかるが
キャラ作りではない。
本当にそういう人間なのだ。

彼女のたどった軌跡を見返すと
ゆりにこは自分とまったく同じようなことで
悩んでいたことがわかると思う。



だから僕は思う。

もし昨日のイベントに参加したあなたが
「いつかこんな生き方がしたい」
「こんな夢を実現したい」
って想いがあるなら必要なのは一歩を踏み出すだけだと。
一年前のゆりにこのように。

それが彼女が昨日のイベントを通して
あなたへ届けたかった
一番のプレゼントなのだから。

「このままじゃダメだ」
「なんとかここから這い上がらないといけない」


僕は『MATRIX』という映画が好きで
今まで数百回見たんだけど
主人公のネオと今回のゆりにこの件で
重なったところがある。

モーフィアスというメンター的存在に
救世主として発掘されたけど
最初はそれを信じていない。

持っている強さも発揮されず
敵に殺されそうになったり
モーフィアスが捕えられてしまう。

父親のような存在である
モーフィアスを救うために
少しスイッチが入り
少しずつ常人離れした強さ芽ばえ始める。

小さな成功体験は自信を生む。
ただ最初はまだ、自分のことは信じられていない。

自分は特別な何かを持っているかもしれない。
でも本当に自分にできるのか。

ネオは地下鉄の戦闘シーンで
覚悟を決めて敵と対峙する。

今までは絶対に勝てないので
敵を見つけたら逃げていたのに。

モーフィアスがいう。
”He is begging to believe.”

人から言われてではなく
初めて自分で自分の才能を信じ始めたのだ。

ここから覚醒がはじまる。


今回のゆりにこも
イベントを企画した時点では
まだ本当の意味では
自分を信じることはできていない。


向き合った結果得られたもの

でも彼女は、向き合った。
集客どうこうの前に、自分自身に。

周りから言われてもなお
自分だけが信じられていない可能性に。

人はなんのために挑戦するのか?
ってことを昨日のゆりにこを見てぼんやり考えた。

そして、自分の可能性に気づくために
人は挑戦するのかもしれないと思った。

ゆりにこは最後の挨拶で
イベント当日までの想いと多くの人への
感謝を伝えて上でこんなことを言って締めた。


「私は、今回のイベントを通して
初めて自分を許すことができました。
自分に自信が持てました。

これまでは過去を埋めるような
生き方をしてきたけど
これからは未来を見て関わる人の
幸せに役に立てるように頑張っていきたいです

”人は変われる”
"人の可能性は無限に広がっている”
それが現実だということを
本当に教えてくれたイベントだった。


・・・・・・・・・・・・・・・・

「集客手伝おうか?」
「なんか困ってることはない?」

僕は何度か聞いたが
最後まで彼女は最後まで
自分でやれるところまでやり抜くことを選んだ。

そして、僕がtwitterをたまたま始めた
去年の10月中旬にリプでいっぱい絡んでもらってから
仲良くなって、今は妹的存在であるゆりにこが
悩んでいるのを知りながら
集客の手伝いせずに見守ることは僕にとっても挑戦だった。

でも、僕も気づいた。
ゆりにこの可能性を本当に信じられていなかったのは
僕だったのかもしれない、と。

ずっと心配していたのは
どこかで、僕がやらないと集客手伝わないと
プレッシャーに負けて潰れちゃうんじゃないかと
と思っていたからだ。

でもそれは思い込みだったことを
彼女は証明してくれた。
ゆりにこは、もっと強く逞しかった。

そんな大切なことに気づかせてくれた
本当にありがとう。


そして、僕とゆりにこが
twitterでたまたま出会うことができたのは
彼女がSNSを始めるきっかけを作った
ゆうこすさんのおかげです。

インフルエンサーという生き方が
人の人生をこんな風に変えられる可能性がある
ということを教えてもらいました。
ありがとうございます。


最後に、成功の裏側を公開します

冒頭に書いた通り
この記事を書こうと思った理由は
昨日のイベントで僕自身すごく感じるものがあったからです。

だからこそ、僕が今できることをやろう、と。
それは、ゆりにこが昨日のイベントを通して
一番伝えたいとたどり着いたメッセージを後押しすること。

彼女は

「みんなインフルエンサーを目指そう
なんてことは全然思いません。
でも、何かやりたいけど悩んで一歩を踏み出せていない
というかつての私のような人が一人でもいたら
その人たちの背中を押せるイベントになったら
と思います」

と言っていました。

一歩踏み出すためには
表立って見える彼女の成功の舞台だけでなく
そこに至ったリアルで生々しいプロセスも知ってもらうことが
勇気づけになるんじゃないか
と思ったのです。

600人が当初の集客目標だったことを含め
メッセのやり取りはフリー素材でなんでも使っていいという
許可だけ本人にもらったので
この記事の最後にその一部を公開して終わりにします。


2019/7/24
運営メンバーでのミーティング後のやり取り


2019/8/8
1日前に始まった一般募集開始後のやり取り。

2019/8/20
イベントまで10日ぐらいになった状況でのやり取り

2019/8/31
イベント前日のやり取り


最後まで読んでいただいた
皆さまありがとうございました。

そして、改めてゆうこすさん、ゆりにこ
本当に最高なイベントをありがとうございました。


追伸、

次のストーリーは始まっている。
ゆりにこを含め参加したひとりひとりに。

その中でも
昨日あの場にいた人の中で一人に
焦点を当ててこのnoteの締めくくりにしたい。

いつの時代もどこでも
成功の背景にはそれを支えた人たちがいる。

縁の下の力持ちだ。

「”この人”がいないとゆりにこが途中で心が折れていたかもしれない」
ゆりにこがそう言っていた
その人の存在について書いて終わる。

その人とは、さちえるだ。

昨日の二次会で
ゆりにこ自身や関わった多くの運営メンバーが
さちえるについて口を揃えて似たようなことを言っていた。

「本当にすごいと思いました。
抜けてることはありましたけど。笑
さちえるさんがゆりにこさんよりも
いっぱいいっぱいだったかもしれないので。

でもそれを含めても
ゆりにこさんが雇っているわけでもなく
出会って数ヶ月のゆりにこさんに
あそこまでできるのは本当すごい。尊敬しかないです。

まあそこまで応援されるゆりにこさんも
やっぱりすごいと思いますが。笑」


実はさちえるは、僕も一緒に仕事をしている関係。
だから今回のイベントのサポートについて
何回か相談を受けて僕も本音でダメ出しのフィードバックをした。


昨日、会場に着いた時に
一ヶ月ぶりぐらいに会ったさちえるの顔は
今まで会った中で一番輝いていた。

(その表情感を伝えたかっけど写真がなかったから
運営メンバースタッフの集合写真から持ってきたのがこれ)

とにかくさちえるは、
ゆりにこと同じように悩み抜いたプロセスの先に
”本当に大事な何か”をつかめたことを
確信していた表情だった。


次に、”日の目を見る”のは誰か決まっている。
そんなに遠くない将来、さちえるについて
同じようなnoteを書ける日がくるだろう。

少なくとも、ゆりにこも僕もそこに対して動く。
受けた恩は返すために。

さちえるは僕にとっての恩人でもあるから。
(これについてはまた今度)



大成功に見えた会場の中で
当日の参加者からその顔も名前も知られることがなかった人。
でも確実にこの人がいないと成立しなかったと言える人。

そんな人の想いが大切にされ、報われる社会を作りたい。
そんな循環をもっと周りにつくりだしていこうと感じた。

さちえるも本当にありがとう。
お疲れ様!
これからもよろしくね。


追伸2、

ラッキーなことに、僕はこんな形でデビューした。
(左手手前の微妙にカメラ目線で笑ってるのが僕ね!)
こんなことならもっといい笑顔を100回ぐらい練習しておくんだった。

さて、この写真では僕はどこに写っているでしょう?

10万部以上売れてるベストセラー「神メンタル」の編集であり
来年僕が出す本の編集を担当くださる
エモい編集者の伊藤さんとバッチリ4ショット。笑

ゆりにこがむかーし、むかし
僕のことについて書いてくれた記事はこちら。

本当におしまいおしまい。




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