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自分を活かしたければ才能資産が「枯渇」する場所を探せ

今日は自分を活かして、人をファン化するためのポイントについて。

ぼくの友人にハピちゃん(@hannahapi75)という人がいる。ハピちゃんはぼくが独立してから一番長くいっしょに働いた人で、ぼくが起業家として駆けだしでまだ必死に事業づくりをしているときからパートさん含めスタッフが30名を超えたときまで長い間ぼくと会社を支えてくれた存在だ。

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最近ハピちゃんと3ヶ月ぐらい一緒にあるプロジェクトをした。そこで何人もの口から「ハピちゃんがいなければどうなっていたか。本当に感謝しかありません」という言葉を聞いた。彼女は自分がもっている素材を存分にまわりに発揮していた。でも、昔からそうだった訳ではない。


今回のプロジェクトは、著者やそれを目指す人たちが「自分のコンテンツを商品化して売り出すこと」。起業初期の人たちも多く、そこに対してぼくがプロデューサーの視点でコンテンツを商品化する切り口づくりやビジネスモデル全体の設計をアドバイスし、参加メンバーがアドバイスを実行できるように一人一人にコーチがついてサポートするというもの。このコーチの一人がハピちゃんだった。

ハピちゃんには会話すると相手の不安を和げ、行動できるようする才能がある。とにかく傾聴力、共感力がずば抜けて高いからだ。でも、逆に自分で何かを話すことや目立つことはどちらかといえば苦手。彼女がもっている資産(才能)の一つは「安心感」だ。


多くの人が自分の強みや才能を探すが、「自分の才能を使って人をファン化する」にはそれだけでは不十分だ。大事なのは自分がもっている才能をひとつの資産として捉えたときに、その資産が不足する人や場所が何かを知ることだ。日本で誰かに水をあげても感謝されないが、砂漠のど真ん中で水をあげると感謝されるだろう。自分に「必要な何か」が不足して枯渇している相手に、それをプレゼントしてあげると大きく感謝される。

ハピちゃんが悩みがないOLさんとカフェでお茶していてもそこまで感謝されない。「安心」が枯渇してないからだ。それに対し、先が明確に見えないなかで前に進むことがもとめられる起業家は常にストレスにさらされ不安でいっぱいになりやすい。そんな相手こそ「まさに」ハピちゃんのことを必要にする。一切批判される心配なく話を聞いてもらうだけで、ぐるぐるしていた思考が整理され、もやもやの霧が晴れ、止まっていた行動を再開できる。


ポイントをまとめるとこれだ。

①自分の資産=才能を知ること
②資産が枯渇している場所や人を探すこと

もしあなたがハピちゃんと同じように自分を活かしたいなら、自分の才能資産が本当に求めてられているタイミングや相手を探すこと。そうすれば、まったく同じ自分のままでも天と地の差があると思われるぐらい感謝される。相手をファン化することができる。


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↑昔僕が会社で発行していた雑誌の中でのハピちゃんの紹介ページ


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