■コラム11|近すぎる共振磁性体

膜とコイル部とが接触する程近い状況も問題があります。接触するという事は共振磁性体が振動しないという事ですから、その時には出力を得られないという事になってしまいます。特にフレームドラムには前述の様に膜の動く範囲が広いものが多いですから、この事についての十分な余裕をみて設置位置を決めるという必要もあります。
そもそも、マグネティックピックアップ一般には、磁性体とコイル部が近すぎると良い条件で音を得られないという特性があるようです。ですから結局、共振磁性体とコイル部の距離は近づけすぎないという事を前提にお考え頂くのが良いようです。

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