■コラム25|低音が目立たない音源へのローカット

中高音域で鳴る楽器音や音声についてローカットするというのもしばしばある事です。個々の収音結果では気にならない程度に含まれている低音が、多くの信号を同時に再生する場合には互いに合わさった効果を生んでしまい、結果として再生音を聴き取りづらくする場合があるからです。またハウリング対策としても、その音源の印象に関して超低音が影響を与えそうもない場合にはすべてローカットを施すという事があります。
当然ですが、超低音が目立った印象ではない音源であっても、実際にローカットしてしまうと再生音の印象が変わってしまうので好ましくない、という場合には行いません。

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