21JAN2017 持ち運びやすい片面スネアドラム

シングルヘッドドラムの表面に、帯フェルトミュートの要領でスネア線を置くと、割と上手い具合に鳴ることが分かりました。動画内で使っているのは10インチのドラムに、10インチ用の内面当たりタイプスネア線ですが、ドラム径よりも小さいタイプのスネア線を使って、より直径からオフセットしても、十分実用である様でした。

スネアサイドヘッドが無いことや、ドラム内の空間が占有されないことで、運搬時に気を遣う対象が減ります。また、スネアサイド分の金具が無いことで、より軽量です。その他、シングルヘッドドラムにマフリングという組み合わせなので、同径のダブルヘッドドラムよりも低音感を出す事が出来ます。スティックのリバウンドは、浅胴ダブルヘッドドラムのそれとは、少し異なると言えそうです。

動画内ではその他に、Afroブランドのクラッシャーを改造したものや、Aジルジャンシンバルを改造したものも使っています。また、シンバルスタンドの下部は譜面台のもので、たいへん軽量です。

 

その後、10インチタムをふたつに切って、そのそれぞれをスネアドラムとキックにするという事もしてみました。キックの方は、ドラムの内部で皮を叩いた時の衝撃が地面と正対しない様に、胴が斜めになっています(奏者手前側が高く、反対側は低い)。

もちろん演奏出来る音量は小さいのですが、これはこれで悪くないなあという感じではありました。また、もしこれと roland TM-2 とでも一緒に使う事が出来ればちょっと面白いかも知れないな、という事も思いました。

 

ここでは、以上です。

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