■コラム28|多系統入力とプリアンプ

オーディオミキサーの項でご紹介したのと同様にオーディオインターフェイス機器に関しても、入力信号がMICレベルかLINEレベルかを意識する必要があります。マイクロフォンやCubeMicからの信号を入力する場合には、これらはMICレベル信号ですから、当然、系統ごとにプリアンプが備わった機器の方が良い結果を得られるでしょう。
個人での自宅録音などの需要から、同時録音数が多くないオーディオインターフェイス製品やMICレベル入力可能な系統数が多くないオーディオインターフェイス製品は比較的安価にも販売されているのですが、同時入力数が多いとか複数のプリアンプを備え同時入力可能数が多い製品となると、どうしてもいくらか高価になりがちなようです。
こういった多系統入力が可能な製品のうち個人向けのものは「自宅録音向け」のオーディオインターフェイス製品に対して、「ドラム収音やバンドの収音に最適」といった惹句で販売されている事が多いように感じます。あまりはっきりした区別はありませんが、その他となると、業務用途でも使用される様な製品という事になるようです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?